【元消防職員・防災士が解説】防災×借金大国・日本|“インフラ老朽化”が進む時代に家庭が取るべき守り方

日本は、世界でもトップクラスの「借金大国」。
そして今、財政難と並行して深刻化しているのが インフラの老朽化 だ。

道路・橋・水道・下水・トンネル・ダム。
ほとんどが“高度経済成長期に作られ、寿命を迎えている”のが現実。
財政が厳しい国でインフラを更新し続けるのは難しく、今後ますます災害リスクは増える。

今回は、インフラ老朽化が進む日本で、
家庭がどう防災を強化すべきかをまとめる。


■①「道路・橋」が壊れると救援が届かない

災害で最初に問題になるのは“道が寸断されること”。

● 土砂災害で道路が埋まる
● 老朽化した橋が崩落する可能性
● トンネル崩落のリスク
● 物流がストップして物資到達が遅延

財政難で補修が遅れている現状では、
「救援は早く来ない」ことが前提になる。

だからこそ、家庭の備蓄は“最低7日分以上”が必須になる。


■②「水道管の老朽化」で断水が長期化しやすい

日本の水道管の約4割は、法定耐用年数を超えている。
これからの災害では、断水期間が長期化する可能性が高い。

● 道が壊れる=修理チームが入れない
● 水道管破損が広範囲に及ぶ
● 財政不足で更新が追いつかない

そのため必要なのは…

● 水の自宅備蓄
● 給水所へ行くためのキャリー・ポリタンク
● 生活排水にも使える非常用トイレ

水の備えは“命の備え”。


■③「停電の長期化」はこれからさらに増える

電柱・変電設備も老朽化が進んでいる。
加えて台風・豪雨の激甚化により、停電は長期化しやすい。

● 電柱倒壊
● 送電線破断
● 土砂災害で設備が埋没
● 道路寸断で復旧が遅れる

だから家庭で必要なのは…

● モバイルバッテリー
● 大容量ポータブル電源
● ソーラーパネル
● カセットコンロでの調理
● 停電時の冷蔵庫運用スキル

日本の財政状況を考えると、
復旧のスピードが今後劇的に上がることは考えにくい。


■④「下水・マンホール」も危険が増大

下水道設備の老朽化で、以下のリスクが高まっている。

● 大雨で下水が逆流
● 地震でマンホールが浮き上がる
● 河川氾濫と同時に下水があふれる
● トイレが使用不能になる

特に地震後のマンホール浮上は命に関わる。
夜間・冠水時の外出は絶対に避けたい。

家庭側は…

● 非常用トイレ
● 使い捨て手袋・除菌スプレー
● トイレの回数を減らす節水術

こうした“生活防衛策”が鍵になる。


■⑤ “公助の限界”はますます明確になる

インフラ老朽化 × 財政難 × 激甚災害
これが同時進行しているのが今の日本。

行政の復旧スピードは限界に近づきつつあり、
これからの災害は 「家庭の力」で乗り切る場面が増える。

必要なのは、次の3つ。

  1. 備蓄を強化する
  2. 在宅避難スキルを身につける
  3. 家の安全性(耐震・家具固定)を高める

これが出来ていれば、災害初動で大きく差が出る。


■⑥ コミュニティがインフラ代わりになる時代

国の財政が厳しいということは、
地域の防災力がこれまで以上に重要になるということ。

● 近所の人との連携
● 物資の融通
● 情報共有
● 弱者支援

“人のつながり”がインフラの代わりになる。


■まとめ|財政が厳しい国では“家庭の防災力”が命を守る

今後の日本は、
・インフラの老朽化
・復旧の遅れ
・避難所の不足
・行政予算の縮小
がますます深刻化する。

だからこそ防災は、
「自宅・家族で完結できる防災力」が最重要になる。

● 7日間の備蓄
● 停電・断水への対策
● 在宅避難の準備
● 家の耐震化
● コミュニティとの連携

借金大国・日本でも、家庭が備えていれば助かる確率は確実に上がる。

今日からひとつずつ備えよう。
それが、未来の家族の命を守る最強の投資になる。

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