【元消防職員・防災士が解説】防災×女性|「生理と災害」はタブーにしない。避難生活で女性が守るべき5つの備え

災害時、女性が最も困るものの一つが「生理の備え」。
しかし、このテーマは話題にされにくく、避難所では想像以上のストレスとトラブルを生む。

ここでは、生理中に被災しても安心して過ごせるよう、女性が必ず知っておくべき対策をまとめる。


■① 生理用品は支援が“数日遅れる”のが現実

避難所に到着しても、生理用品がすぐ配られるとは限らない。
実際の災害では、食品・飲料が優先され、生理用品は後回しになりがち。

● 数量不足
● サイズが合わない
● 吸収量が少ない
● 夜用がない
● ナプキンの配布は「1人◯枚だけ」のことも

【結論】
自分サイズの生理用品は“自分で持つ”のが基本。

● ナプキン(昼用+夜用)
● おりものシート
● 使い慣れたメーカー

普段使っているものが、最大の安心材料になる。


■② 使用済みナプキンの“処理問題”は非常に深刻

避難所では、使用済みナプキンを捨てる場所が整っていない。

● ゴミ箱がいっぱい
● 匂いが気になる
● 捨て場所の表示がない
● 周囲の目が気になる
● 夜のトイレが怖くて行けない

これらが積み重なり、感染症のリスクも高まる。

【解決策】
● 防臭袋(BOSなど)を必ず備える
● 小さめのジッパーバッグで代用可
● 個人で“サニタリー処理ポーチ”を1つ用意

周囲の目を気にせず処理できることが、ストレス軽減につながる。


■③ 下着の替えは“想像以上に必要”

水が使えない避難所では、
● 洗濯できない
● 乾かない
● 衛生状態が悪くなる
ため、下着の交換が女性にとって大きな課題となる。

【最低限の備え】
● ショーツ3〜5枚
● 生理用ショーツ
● 吸水ショーツ(避難生活で特に便利)

吸水ショーツは洗わなくても数日使えるタイプがあり、防災との相性が抜群。


■④ 夜のトイレ問題は“生理中ほど危険”

生理中の女性にとって、夜のトイレは最大のリスク。

● 暗くて怖い
● 人の気配が分からない
● トイレまで遠い
● 不安で行くのを我慢してしまう

これは体調悪化につながる重大な問題。

【対策】
● 夜だけ“簡易トイレ”で対応
● 携帯ライトを常に装備
● 家族や女性同士での行動
● 折りたたみ式トイレを持てばストレス激減

生理中の女性こそ、簡易トイレが命綱になる。


■⑤ 生理の「痛み」と「冷え」は避難生活で悪化する

避難所の体育館は床が冷たく、体がどんどん冷える。
冷えは月経痛を悪化させ、体調不良の原因にもなる。

【体を守るアイテム】
● 使い捨てカイロ
● ブランケット
● ロングスカート・巻きスカート
● ホットアイマスク

冷え対策をするだけで、避難生活の体調管理が大きく変わる。


■まとめ|生理と防災は“女性が主導で備える”べきテーマ

災害現場では、生理用品は後回しになり、避難所環境は女性の負担が大きい。
だからこそ、女性自身が次のポイントを備えておくことが重要。

● 生理用品は最低5〜7日分
● 防臭袋・処理ポーチは必ず携帯
● 夜のトイレ対策=簡易トイレ+ライト
● 吸水ショーツ・生理用ショーツも備える
● 冷え対策で体調悪化を防ぐ

生理は「個人の問題」ではない。
災害時の女性を守るための、重要な防災スキルだ。

小さな準備が、災害時の安全と尊厳を守る大きな力になる。

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