【地方自治体の消防・防災担当者が解説】実はとても危険。「車中避難」が命に関わる理由

地震・大雨・台風などで自宅が使えなくなった時

避難所の代わりに「車中泊避難」をする人は多くいます。

「避難所は辛そう…」

「子どもが泣くと気を使う」

「ペットがいるから車の方が安心」

こう感じる人が多いのは現実です。

しかし、地方自治体で消防・防災を担当している立場として、

はっきり伝えたいことがあります。

✅ 車中避難は“命に関わる危険”があります。

✅ なぜ危険なのか?最大の理由は「エコノミークラス症候群」

車中泊で一番危険なのが…

✅ エコノミークラス症候群(血栓症)

狭い車内で長時間同じ姿勢で過ごすと

足の血流が悪くなり、血栓ができやすくなります。

それが肺に詰まると

呼吸困難や突然死の危険があります。

実際、過去の災害では

車中泊で亡くなった方が複数確認されています。

✅ 車中避難が危険になる状況

  • 足を伸ばせないスペース
  • 水分を摂らない
  • 動かず長時間座りっぱなし
  • 寒さ・暑さで体調が悪化
  • トイレを我慢する
  • 換気できず車内の空気が悪くなる

特に高齢者・子ども・持病がある人は

リスクが高まります。

✅ それでも車中避難を選ぶ場合は?

どうしても車で過ごす必要がある人もいます。

その場合は次の対策をとることで危険を減らせます。

✅ 2時間に1回、車外でストレッチ・歩く

✅ こまめに水分をとる

✅ 足を少しでも伸ばせるスペースを確保

✅ 寝るときは座席を倒す

✅ 寝袋・毛布で体温を守る

✅ 換気をしっかり行う

✅ 寒い時期はエンジンつけっぱなしにしない(CO中毒の危険)

※ 大雨・浸水の危険がある場所で車中泊は厳禁です。

✅ 車中避難が向いている家庭は?

✔ ペットがいて避難所に入れない

✔ 乳幼児連れで避難所が難しい

✔ プライバシーを確保したい

✔ 短期間の待避場所として使う

長期の生活には向きませんが、

自宅が危険で「一時的な寝場所」が必要な場合には役立つこともあります。

✅ 理想は「車中避難+避難所+自宅避難」を選べる家族

防災の正解は「1つに決める」ことではなく

✅ 選択肢を複数持つこと

  • 自宅で過ごす
  • 避難所へ行く
  • 車で一時避難する

この“選べる状態”が命を守ります。

✅ まとめ

車中避難は便利なようで

実は命に関わる危険があります。

  • エコノミークラス症候群のリスク
  • 体調悪化
  • 換気不足
  • 寝不足
  • 温度管理の難しさ

どうしても車で過ごす場合は

「水分・ストレッチ・換気・体を横にできる環境」が必須。

地方自治体の防災担当者としては、

✅ 長期の車中避難はおすすめしません。

✅ 自宅避難できる準備が一番安全です。

「うちは車中避難になりそう」

「子どもや高齢者がいる場合はどうすべき?」

などあれば、気軽にコメントください。

明日も、現場の視点で分かりやすく更新します。

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