【元消防職員・防災士が解説】防災×情報通信⑤|“スマホが使えない”状況でも生き延びるオフライン防災術

現代の防災は「スマホ前提」で語られることが多い。
しかし実際の大規模災害では、スマホが使えなくなる状況が必ず起きる。

● 停電
● 通信障害
● 回線混雑(輻輳)
● 基地局の損傷
● スマホの電池切れ

“スマホが使えない前提”で準備している人だけが、生き延びられる。


■① スマホが繋がらないと起きる4つの致命的リスク

スマホ依存の生活では、通信障害だけで致命的な状況になる。

● 家族と連絡が取れない
● 正確な避難情報が得られない
● 地図が使えず避難ルートが分からない
● キャッシュレス決済ができず買い物ができない

通信が死ぬと、生活も判断もすべて止まる。
これを補う“オフライン防災スキル”が命を守る。


■② オフライン地図の準備は“今すぐやるべき防災”

GoogleマップやYahoo!地図は
あらかじめダウンロードしておけば“圏外でも使える”。

● 自宅周辺
● 職場周辺
● 子どもの学校周辺
● 実家周辺

避難ルートを含めて必ずダウンロード。
停電・通信障害が起きても地図が使える人は強い。


■③ 家族共有ファイルを“オフライン対応”にしておく

GoogleドライブやiCloudは、
ファイルをオフライン保存しておけばネットが無くても開ける。

保存すべき情報は以下。

● 家族の集合場所
● 緊急連絡先(親族・学校・職場)
● 避難所リスト
● 持病・薬・アレルギー情報
● 保険証・身分証の写真
● 通帳・クレカ情報(最低限)

オフラインで開けるだけで、災害対応の質が大きく変わる。


■④ “紙の防災”は意外と最強。スマホ全滅時の命綱

デジタルが死んだときに役立つのは“紙”。

● 紙の地図(自治体の防災マップ)
● 家族の連絡カード
● 避難所のメモ
● 必要な持ち物リスト

スマホに依存しすぎた現代だからこそ、
アナログが強くなるのが災害。


■⑤ 通信障害に強い“ラジオ”はやはり必需品

災害時、正確な情報が取れるのはラジオ。
スマホが死んでも、ラジオは動く。

● 電池式ラジオ
● 手回しラジオ
● ソーラーラジオ

ラジオは「災害と相性が最も良い通信手段」。
音声だけでも命を守る情報が届く。


■⑥ 家族との連絡方法は“通信が無い前提”で決める

スマホが繋がらないときの行動を、家族で事前に決めておく。

● 家から近い集合場所
● 遠方からの帰宅ルート
● 学校や職場での待機方針
● 連絡がつかなくても“この行動を取る”という基準

通信がなくても迷わず行動できる家族は強い。


■⑦ キャッシュレス依存は危険。現金は必ず用意しておく

通信障害が起きるとキャッシュレスは全滅する。

● 1,000〜3,000円の小銭
● 1万円程度の紙幣
● 災害用の“動かさない財布”を作る

現金は“災害時の最後の決済手段”。
停電でレジが動かないときも使える。


■⑧ スマホのバッテリー戦略=非常用電源 × 節約術

● モバイルバッテリー(10,000〜20,000mAh)
● ソーラーチャージャー
● 車のシガーソケット充電
● 低電力モードの徹底
● 位置情報・Bluetooth・Wi-Fiをオフ
● 必要な人以外との連絡は控える

“電池をいかに保たせるか”が生存時間になる。


■まとめ|スマホは便利だが“脆弱”。オフライン防災で命を守る

現代の防災はデジタル前提だが、災害はデジタルを壊す。
だからこそ、スマホが使えない前提の準備が必要。

● オフライン地図
● 紙の防災
● ラジオ
● 家族ルール
● 現金
● バッテリー対策

通信が途絶えても行動できる人は、災害の混乱を生き残る。
今日から“オフライン防災力”を身につけていこう。

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