キキクルの中で最も危険度が高いのが「黒（非常に危険）」だ。
これは 災害が発生している、または壊滅的被害が迫っている状態 を示し、避難行動そのものが命に直結する。
黒が表示された瞬間に必要なのは、
「今いる場所で生き延びるための行動」だけ だ。
■① 外への避難は“完全に不可”。家内避難が唯一の選択肢
黒の状態では、もはや外に出ることは「自殺行為」。
● 激しい浸水で歩行不能
● 土砂災害が発生
● 暴風で飛来物が凶器レベル
● 道路崩落・冠水で車も動かない
避難所へ向かうことは不可能。
家の中の“最も安全な場所”に留まることが命を守る唯一の方法。
■② 浸水リスクが高い地域は“建物の最上階へ”
黒表示＝水が押し寄せている、または急上昇の可能性が極めて高い。
● 2階・ロフト・屋根裏などへ避難
● 飲み水・ライト・スマホ・充電器を持つ
● 家具が流れ込む可能性があるので扉は早めに閉める
階段は水が来ると使えなくなるため、移動は一刻を争う。
■③ 土砂災害エリアは“斜面の反対側、建物の中心部”へ
土砂災害は一瞬で建物を押しつぶす。
● 2階の斜面と反対側の部屋
● 廊下や中央の小部屋が最適
● 窓とガラスから離れる
山沿い・斜面沿いの家は、部屋選びがそのまま生死を左右する。
■④ 家の中の“最終避難空間”をつくる
黒表示のときは、1部屋を「最終避難スペース」として整える。
● 懐中電灯を全員が保持
● ヘルメット・防災ずきん
● 水・ビスケットなどの非常食
● 毛布やタオルで防寒
● スマホは節電モード
“安全空間への移動＋最小物資の確保”が最優先。
■⑤ 家具が倒れる危険があるため、配置に注意
暴風や揺れ、浸水による浮力で家具が凶器になる。
● タンス・棚・テレビから遠ざかる
● カーテンを閉じてガラス飛散対策
● 扉の近くは塞がれるため避ける
安全空間は「家具ゼロの部屋」ほど理想的。
■⑥ 通信は切れて当然。外の様子を見に行かない
黒の時は、次の状態が普通に起こる。
● スマホの圏外
● 停電
● ラジオの雑音
だからといって、
外へ確認しに行くのは絶対にNG。
状況把握より「生存」が優先される段階。
■⑦ 救助要請が可能なら、ためらわず実行する
命の危険が迫っている場合は、以下をできる範囲で行う。
● 119・110に電話
● スマホがつながるなら位置情報付きSOS
● 懐中電灯で外へ点滅信号
● ベランダ・窓から布を振って知らせる
ただし 外に出る行動は絶対に避ける。
■⑧ 水位が上昇したら“高い場所＋浮力確保”
最悪の場合、浸水が部屋まで迫る可能性がある。
● テーブル・机・棚を積んで高さ確保
● 大きな衣装ケースに空気を入れて“即席浮力体”
● クッションや布団で浮力補助
「高さ」か「浮力」で生存確率が大きく変わる。
■⑨ 家族は1か所に集まり“動かない”が鉄則
黒表示のときの最も危険な行動は「家の中を歩き回る」こと。
● 全員で一部屋に集まる
● 移動は最小限
● 子どもは必ず大人と一緒
家族が散らばると救助も困難になる。
■⑩ まとめ｜黒は“最終段階”。生き延びる行動だけに集中する
キキクルの黒は、次の状態を意味する。
● 災害がすでに発生
● 命を守る行動以外は不要
● 即座に屋内の安全空間へ
● 外への避難は不可能
黒＝「災害のピーク」。
行動の選択肢は限られるが、
適切な“家内避難”で助かる命は圧倒的に多い。
命を守るため、余計な行動はすべて捨て、
生き延びる動きだけに集中する。
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