災害時、ペット連れの家庭では
「避難所に行きづらい」「ペット受け入れが不安」
という理由で 在宅避難を選ぶケースが非常に多い。
しかし、在宅避難には
● ライフライン停止
● トイレ問題
● 温度管理
● 食料・水不足
など、避難所とは違う“深刻なリスク”が存在する。
ここでは、ペットと安全に在宅避難するための必須ポイントをまとめる。
■① 水とフードは“7日以上”が必須(3日では足りない)
ペットを連れての在宅避難では、
人間用に加えて ペットの水・食料も確保する必要がある。
特に水は必須。
● 犬:体重1kgあたり約60〜80ml/日
● 猫:体重1kgあたり約40〜60ml/日
これに加えて
● 災害時はストレスで水分消費が増える
● 普段より飲む量が増える
ため、“最低7日分”は用意しておきたい。
フードも同じく7日以上。
ウェットや好きな味を混ぜて「ストレスでも食べられる」工夫が必要。
■② 室温管理は“命に直結”する
停電時の問題で最も危険なのが 暑さ・寒さ。
ペットは暑さに弱く、熱中症は短時間で命に関わる。
● カーテンで直射日光を遮断
● 保冷剤や凍らせたペットボトル
● すだれ・日よけシート
● 風の通り道を作る
冬場は
● 毛布・湯たんぽ
● 段ボールハウスで保温
● すきま風を防ぐ
家の中を「キャンプ場化」するイメージで整えておく。
■③ トイレ問題を“事前に”完全解決しておく
在宅避難で最も困るのはトイレ。
● ペットシーツ
● いつもの猫砂
● 消臭剤
● ゴミ袋(多め)
これらをまとめて“トイレバッグ”にしておくと、
停電時でもすぐ対応できる。
また、猫の場合は“砂が変わると排泄しなくなる”ため、
普段と同じ砂を 避難バッグに小分けしておくことが必須。
■④ 脱走対策は“家の中でも必須”
災害時の脱走は、
● 壊れた窓
● 開きっぱなしのドア
● パニック状態
などで起こる。
在宅避難でも油断は禁物。
● 室内ゲージの設置
● ケージの扉を確実に閉める
● 玄関の二重ロック
● 窓のストッパー
特に猫は不安で逃げ出すため、
“部屋を区切る”ことが非常に効果的。
■⑤ 夜間の「緊急避難」も想定しておく
在宅避難を前提にしていても、
● 近隣火災
● 建物倒壊の危険
● 浸水の急上昇
などで、一瞬で“避難所へ移動”が必要になることがある。
そのため、
● キャリーはすぐ出せる位置
● ハーネスは普段から慣らす
● 迷子札とマイクロチップ
● ペットの写真(スマホ保存)
“5秒で連れ出せる状態”を常に意識する。
■⑥ 在宅避難での“心のケア”
災害後はペットも不安定になる。
● 飼い主がなるべく普段どおり声がけ
● 落ち着く匂いの毛布
● 部屋に隠れ場所を作る
● 音を減らす
不安から“泣く・吠える・食べない”が増えるが、
落ち着ける環境づくりが最大のケアになる。
■まとめ|在宅避難は“避難所以上の準備”が必要
ペットと在宅避難をするなら、
避難所へ行くより 準備の量・質が高いレベルで必要。
● 7日以上の水とフード
● 室温管理
● トイレセット
● 脱走防止
● 緊急時の即移動準備
● 心のケア
在宅避難は“自分たちだけで生き抜く選択”。
だからこそ、万全な備えが命を守る。
「ペットを守れるのは飼い主だけ」。
今日できることを、1つずつ積み重ねておこう。

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