【元消防職員・防災士が解説】サウナの“ととのいスペース”で地震が起きたらどう動く?|落下物・転倒事故を防ぐ安全行動

サウナ後の「ととのいスペース」はリラックスできる一方、
災害時には 転倒・落下物・ガラス破損 の危険が大きい場所でもある。

椅子・リクライナー・観葉植物・照明などが多いため、
地震時の行動を知らないとケガにつながりやすい。

ここでは、ととのいスペース利用中に地震が発生した際の
安全な行動を“防災目線で”まとめる。


■揺れた瞬間に最優先でやること

ととのいスペースは、全員が座ったり横になったりしているため、
咄嗟に動けない人が多い。

揺れを感じたらまず次の3つ。

頭を両腕やタオルで保護
倒れやすい家具や観葉植物から距離をとる
ガラス窓の前にいる場合は即離れる

ととのい椅子は軽いものが多く、
地震で横転して体を挟む事故が起きやすい。

まずは近くの“倒れてこないスペース”へ移動することが最重要。


■「走らない」が生存率を上げる

裸足・サンダルの人が多いため、
走ると転倒し、頭を打つ危険がある。

特に地震直後は
● 床が濡れている
● 照明が落下している
● ガラスが割れている
● 人がパニックになっている
など、通常以上に危険な環境。

パニックにならず、低い姿勢で歩くのが最も安全。


■揺れが収まったら、周囲の危険を確認して移動する

ととのいスペースから脱衣所へ向かう前に、必ず以下をチェック。

● 天井材・照明の落下状況
● 床にガラス片がないか
● 扉が歪んでいないか
● 暗所になっていないか(停電)

特にガラス破片は気付きにくく、
裸足だと深い切創につながる。

足元を確かめながら、壁沿いを歩いて移動する。


■避難するときの優先順位

ととのいスペースから行うべき行動は次の通り。

まず脱衣所に移動する
② 服・下着・タオル・サンダルを身につける
③ スマホ・財布など最低限の貴重品を確保
④ 非常口方向へ移動する
⑤ 建物の外へ避難(火災時は即時避難)

服を着る理由は、避難時の
● ガラス片による切り傷
● 冷風による低体温
● 外での避難行動がしやすくなる
ため。

※火災・煙を確認した場合は着替えずそのまま避難が鉄則。


■露天スペースの場合の“追加リスク”

露天風呂横にととのい椅子がある施設では、
以下のリスクにも注意。

● 屋根材・照明の落下
● 外壁の崩落
● 揺れで石・植栽が倒れる
● 冬季の低体温リスク
● 海沿い施設は“津波”の可能性

津波警報が発令された場合、
着替える時間はなく、即高台へ避難が基本。


■ととのいスペース利用前にできる“地震対策”

● 頭上に物がある位置は避けて座る
● ガラス窓の前・家具の真下は避ける
● 非常口の方向を把握する
● スマホとロッカーキーは取り出しやすい場所へ
● 露天側の構造(壁・屋根・段差)を確認

災害時は“座る位置の選び方”で安全が変わる。


■まとめ|ととのい時間こそ“安全位置の確保”が防災

サウナは心身を整える最高の空間だが、
ととのいスペースは“災害時の事故リスクが高い場所”でもある。

● 頭を守る
● 倒れ物から離れる
● ガラス窓の前には座らない
● 歩いて避難する
● 服を着てから外へ
● 津波警報は即高台へ

この行動を知っているだけで、
ととのい中の地震でも命を守る確率は大きく上がる。

安心して整うためにも、
“防災ととのい習慣”をぜひ身につけてほしい。

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