大地震でエレベーターが停止すると、高層階の住民は移動が制限され、生活機能が一気に低下する。
実際、過去の大規模地震では「エレベーターが止まり、生活が成立しない」という声が多数あった。
ここでは、高層階で“取り残されても生き延びるための備えと行動”をまとめる。
■エレベーター停止は“数時間〜数日”続くことを覚悟する
大地震後、復旧には次の工程が必要になる。
● 建物全体の構造チェック
● 電源・変電設備の復旧
● 各エレベーターの点検・安全確認
● 運行テスト
● 管理会社の再開通知
特に高層マンションほど点検が多く、早くても数時間、長ければ数日停止するのが実情。
「すぐ動くだろう」という前提は危険。
■高層階に住む人が“最低限”備えておくべき物
① 水
エレベーター停止中は運搬が困難になる。
● 飲料水+生活水を階のストックに
● 1人1日3L × 3〜7日分
● ペットボトルは“複数の場所に分散保管”
② 食料
階段の上り下りは想像以上に体力を奪う。
● レトルト・缶詰・パンの缶詰
● 火を使わなくても食べられるもの
● 高カロリー食品(ようかん・ナッツなど)
③ トイレ
エレベーター停止中は“トイレ用品が運べない”状態になる。
● 簡易トイレ
● 凝固剤
● ビニール袋
● トイレ用ウェットティッシュ
最低7日分は欲しい。
④ 災害用リュックを“玄関と寝室”に
エレベーター停止中は外出が制限されるため、家の中でも持ち出しやすいよう配置を工夫する。
■大地震後の“高層階の危険”を理解する
● ① 長時間の断水リスク
高層階はポンプで水を押し上げているため、停電=断水になる可能性が高い。
● ② 階段利用の怪我・疲労
避難や買い出しで階段を使用すると、転倒や膝の負傷が増える。
● ③ 孤立の長期化
エレベーター停止の復旧順位は“命に関わる場所(病院など)”が優先される。
一般住宅は後回しになりやすい。
■高層階で“取り残された時”の行動手順
① 無理に外へ出ない
階段を何度も往復すると体力が奪われ、帰宅困難や怪我の原因になる。
② 家のダメージを確認
● ひび割れ
● ガス漏れ
● ガラス破損
● 家具の転倒
危険がなければ在宅避難を優先。
③ 生活資源を管理
● 水を節約
● 食料を小分けに
● モバイルバッテリーの残量をチェック
● 情報収集アプリで最新状況を確認
④ エレベーター復旧を急かさない
管理会社への問い合わせが殺到すると、対応が遅れることもある。
復旧状況は公式サイトや掲示板で確認するのがベスト。
■まとめ
エレベーター停止は“高層階ほど致命的”になりやすい。
だからこそ事前準備が命を守る。
● 水と食料は階上に多めに
● トイレ用品は7日分
● 階段利用は最小限
● 在宅避難を優先
● 生活資源を管理して数日耐える
大地震は突然やってくるが、備えは今日からできる。
高層階に住む人こそ、最も実践すべき防災対策だ。

コメント