東京の大地震では、
“エレベーター停止”と“帰宅困難”がセットで発生する。
特に高層ビルが密集する都心部では、
職場から家に帰れない人が数百万規模になると想定されている。
ここでは、エレベーター停止が帰宅困難につながる仕組みと、
その時に備える行動をまとめる。
■① エレベーター停止=ビルから出られない人が続出
地震直後、ほとんどのエレベーターは安全装置が作動し停止する。
● 20〜50階のオフィス
● 商業施設
● 地下街につながる昇降機
● 物流センターの荷物用エレベーター
これが動かなくなると、
高層階の人はすぐには外へ出られない。
階段で降りようとしても、
●人の流れが詰まる
●足腰が弱い人が立ち往生
●転倒・ケガで流れが止まる
結果として、
ビルから人が出るまで“数時間〜半日”かかるケースがある。
■② 道路が危険すぎて帰宅できなくなる
都心では、地震後に次のような危険が発生する。
● ビルのガラス片が落下
● 建物の外壁が崩落
● 信号が消えて交通が大混乱
● 余震で看板・街路樹の倒壊
● 火災が同時多発
これらが続くため、
“歩いて帰る”という選択肢すら危険になる。
特に夜は視界が悪く、
高層ビル群の谷間は落下物のリスクが跳ね上がる。
■③ 鉄道が停止し、再開の見通しも立たない
首都直下では、鉄道の多くが自動停止する。
● 線路・トンネルの安全点検
● 架線・変電設備の確認
● 余震で再停止の可能性
● 職員が現場へ行けない
そのため再開まで数時間以上かかり、
場合によっては その日の再開は不可能。
「とりあえず駅に行けば何とかなる」
——これは通用しないのが東京の災害だ。
■④ 帰宅困難が“さらなる危険”を生む
無理に歩いて帰ろうとすることで、別のリスクが生まれる。
● 脱水・低体温
● 足のケガ
● 都市火災に巻き込まれる
● 携帯の電池切れで連絡不能
● 子ども・高齢者との合流が困難
これらは実際の災害で多発している。
■⑤ 「職場に留まる」ことこそ最も安全な選択
東京都が推奨しているのは、
“職場で3日過ごす備え”
理由は明確で、
● ビルは耐震性が高い
● 備蓄やトイレ設備がある
● 雨風・余震から身を守れる
無理に帰宅するより、
その場で留まる方が圧倒的に安全。
■⑥ 帰宅困難を避けるために“個人ができる備え”
バッグに次の装備を入れておくと安心。
● 500mlの水×1
● カロリーバーなどの軽食
● モバイルバッテリー
● 携帯トイレ2〜3個
● 折りたたみスニーカー
● 小型ライト
● 常備薬
自宅の備蓄だけでなく、
“職場で生き延びる準備”が不可欠。
■⑦ 家族とは“帰宅しない前提”で話し合う
特に東京では、
地震発生時に家族がどこにいても会えない可能性が高い。
● 連絡が取れない前提でルールを決める
● 帰宅せず、職場・学校・自宅で待機
● 集合場所と時間帯を共有
● 安否確認は災害用伝言板・LINEの災害モード
「絶対に帰ってきて」と言わない。
これが家族の命を守る。
■まとめ|帰宅困難は“行動を誤らない”ことが最大の防災
東京の大地震で最も危険なのは、
● エレベーター停止
● 鉄道全面ストップ
● 帰宅困難の大量発生
● 都心の落下物・火災
これらが同時に起きることだ。
だからこそ、
● 無理に帰らない
● 職場で待機する備え
● 歩ける装備
● 家族のルール決め
この4つを準備しておくことが、
首都直下を生き抜く最大のポイントになる。

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