アナフィラキシーショックは、発症すれば数分で命を奪う危険な反応。
そして災害時は「救急車が遅れる」「医療が不足する」など、普段より何倍も危険な状況になる。
だからこそ大切なのは、
“災害が起きる前の日常から、命を守る準備をしておくこと”。
この記事では、アナフィラキシー持ちの方やその家族が、今日からできる現実的な防災対策をまとめる。
■① 持病カード・アレルギーカードを常に携帯する
災害時は声が出せない・意識がない状態になる可能性もある。
そんな時の命綱が「アレルギー情報カード」。
● 何にアレルギーがあるか
● 過去の発症状況
● エピペンの有無
● 緊急連絡先
● 服用中の薬
これらを1枚にまとめ、財布・スマホケース・非常用ポーチに入れておく。
避難所でもスタッフにすぐ渡せて、支援がスムーズになる。
■② エピペンは“常時携帯”が絶対条件
アナフィラキシー対策の根幹はエピペン。
しかし実際には、
● 自宅に置きっぱなし
● 非常袋の奥に入れている
● 学校に預けて本人が持っていない
これでは災害時に使えない。
災害は「外出時・移動中・車内」でも起きる。
エピペンは スマホ・財布と同じレベルで常に持つ ものと考える。
● 小サイズのポーチに入れて首から下げる
● 子どもには専用ケースを用意
● 家族全員が保管場所を共有
「すぐ取り出せる」が、生存率を大きく左右する。
■③ アレルギー対応の非常食を“自前で”確保しておく
避難所の食事はアレルゲン混入のリスクが高い。
大鍋調理・成分表示なし・混雑時の配布など、普段とは環境が大きく異なる。
だからこそ、
アレルギー対応非常食は自分で準備するのが基本。
● アレルギー対応米飯
● レトルトパウチ(乳・小麦不使用など)
● 個包装のお菓子
● 成分表示のある食品
● 水・電気がなくても食べられるもの
最低でも“1週間分”用意しておくと安心。
■④ 学校・職場・保育園に“エピペン情報”を必ず共有
災害時、本人がどこにいるかは分からない。
● 学校
● 放課後デイ
● 部活動
● 職場
● 習い事
● 外出先
それぞれの場所でアナフィラキシーが起きる可能性があるため、
エピペンの使用方法とアレルギー情報を事前に伝えるのが必須。
避難訓練のときに共有できるとなお良い。
■⑤ 複数人が“エピペンの使い方”を理解しておく
災害時、本人が使えないケースは多い。
● ショックで手が震えている
● 意識が低下
● 呼吸困難でパニック
● 子どもが言葉にできない
だからこそ、
周囲の大人が使い方を知っていることが命をつなぐ。
家族、学校の先生、職場の同僚、地域の人まで、
できるだけ多くの人に知ってもらうことが理想。
■⑥ 家族で「発症時の行動」を共有しておく
災害の混乱時にパニックを防ぐため、
“アナフィラキシーが起きたらどうするか”を日頃から決めておく。
● 発症時に誰がエピペンを取り出すか
● 誰が救急要請するか
● 打ったあとにどう体勢を保つか
● 避難所にいる場合はどこへ連れていくか
行動が迷わなくなるだけで、生存率が大きく上がる。
■⑦ 日常で「アレルゲン回避スキル」を磨く
災害時はアレルゲンが普段より身近にある。
● 人との距離が近い
● 食べ物が雑多に扱われる
● 掃除が行き届かない
● 虫刺されリスクが上昇
日常でのアレルゲン回避スキルが、災害時に役立つ。
● 原材料表示を読むクセをつける
● 外食時は事前確認
● 虫除け対策を徹底
● ペット・ダニ対策
習慣化が最大の予防になる。
■まとめ|アナフィラキシー対策は“災害前からの準備”がすべて
災害時は医療も交通も支援も止まる。
だからこそ、生き残るためには 平時の準備が最重要。
● 常にエピペンを携帯
● アレルギーカードを複数所持
● アレルギー対応の非常食を備蓄
● 周囲に情報共有
● 家族で行動手順を統一
どれも今日からできることばかり。
日常の小さな準備が、災害時の「最大の安心」につながる。

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