ローリングストックは、もっとも現実的で続けやすい防災備蓄法ですが、多くの家庭で「最初だけ」「気づいたら賞味期限切れ」という失敗が起きています。ここでは、なぜ続かないのか、その原因と“誰でも続く仕組み化のコツ”をまとめます。
■ 続かない家庭の共通点①:収納場所がバラバラ
食材・飲料・お菓子・レトルトが、各部屋・棚に散らばっていると、在庫も賞味期限も把握できません。
ポイントは「一軍棚」を作ること。
- キッチン横の1段を“防災ストック棚”に固定
- 水・レトルト・缶詰・お菓子をまとめる
- 家族が必ず通る動線に置く
“見える化”こそ継続の第一歩です。
■ 続かない家庭の共通点②:家族が仕組みを知らない
家族の誰か一人だけが管理していると、その人が忙しい時に一気に崩壊します。
家族の共有=備蓄の安定稼働。
- 賞味期限の見方
- 在庫切れ時の買い方
- 入れ替えのサイクル
- どこに置いてあるか
これらを家族が知っていれば、備蓄は“勝手に回り続ける”仕組みになります。
■ 続かない家庭の共通点③:賞味期限チェックが手動
賞味期限をメモしたり、月に一度確認したり…
これは絶対に続きません。
おすすめは次の2つだけ。
- 買った日=賞味期限の半分の時期にスマホでアラート登録
- 食品を買ったら棚の左から右に移動する「棚の流れ」を作る
“見れば分かる”と“スマホが知らせる”を組み合わせれば、無理なく継続できます。
■ 続かない家庭の共通点④:非常時と日常の境界が曖昧
いざという時の物と、普段使いの物が混ざると混乱します。
そこでおすすめは優先度ラベル化。
- ★★★:災害時最優先(飲料水・カロリー源・離乳食など)
- ★★☆:日常でもよく使う
- ★☆☆:余裕があれば使う
このラベルを棚に貼ると、管理が一気にラクになります。
■ 継続のコツ①:買い物リストを“固定化”する
ローリングストックが続く家庭は、食品を“考えて買わない”。
- 水
- レトルトカレー
- パックご飯
- 缶詰
- 栄養補助食品(カロリーメイトなど)
この“固定リスト”をスマホメモに保存して、なくなったら同じ物を補充するだけにします。
■ 継続のコツ②:非常食は“美味しい物”にする
不味い食品は絶対に食べなくなり、期限切れになります。
どの家庭も、
美味しい=回る 不味い=腐る
というシンプルな構造です。
プロおすすめは「尾西のアルファ米」。
日常でも食べやすく、災害時の安心感も段違い。
■ 継続のコツ③:習慣化の鍵は「月1イベント化」
月に一度だけ、
“家族で防災おやつ会”
を開催するのがおすすめ。
- 味の確認
- 新しいストックの購入
- 期限チェック
- 好きな味の共有
子どもも参加するため、備蓄が家庭行事として自然に根づきます。
■ まとめ:ローリングストックは“仕組み化”で勝つ
ローリングストックは、
根性・努力では絶対に続きません。
続く家庭は、
- 置き場を固定
- 家族で共有
- スマホで期限管理
- 固定リストで補充
- 美味しい物だけを選ぶ
という“仕組みの力”を使っています。
あなたの家庭でも、今日できることは一つだけ。
まずは「一軍棚」を作ること。
その瞬間から、備蓄は確実に回り出します。

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