災害対策というと、食料・水・ライトばかり注目されがちだ。
しかし実は「歯の健康」もれっきとした防災であり、生死を分ける要素になる。
被災地では虫歯や歯周病の悪化、口腔トラブルが命に関わるケースも珍しくない。
ここでは、歯医者(歯科)と防災が密接につながる理由をまとめる。
■歯の痛みは“最大級のストレス”になる
災害時は睡眠不足・寒さ・緊張などで免疫が落ちる。
この状態で歯痛が起きると、まともに眠れず、判断力も低下する。
● 避難行動が遅れる
● 食事が取れなくなる
● 体力が落ちる
● イライラから家族間トラブルが増える
たった1本の歯の痛みが、災害時には想像以上のダメージになる。
■被災地では“歯科治療が受けられない”と考えるべき
災害時に歯科医院は…
● 停電で機器が使えない
● 断水で器具の洗浄ができない
● 歯科医師・衛生士が避難中
● 病院優先で薬が不足
こうした理由で診療がストップすることが多い。
つまり「痛くなってから治す」では間に合わない。
■災害時に起きがちな口腔トラブル
実際の避難所では次のような症状が増加する。
● 歯周病悪化(磨きにくい・食生活の変化)
● 口内炎・舌炎
● 口臭の悪化
● 義歯(入れ歯)の破損・紛失
● 口腔乾燥からの感染リスク上昇
特に高齢者は 「誤嚥性肺炎」 のリスクが跳ね上がる。
口腔ケアは“命のケア”と言っていい。
■災害前にやるべき“歯の防災”3つ
① 歯医者で定期チェック
虫歯・歯周病を放置しない。
最低でも半年に一度の受診が防災行動になる。
② 非常持ち出し袋に「歯のアイテム」を入れる
● 歯ブラシ(人数分)
● デンタルフロス
● マウスウォッシュ
● 入れ歯ケース・洗浄剤
● 携帯歯磨きシート
100均でほぼ揃うのでコスパが良い。
③ 水がなくても磨ける「乾式歯磨き」を覚えておく
● 歯ブラシで軽く汚れをこそげ取る
● ティッシュで拭き取る
● 口をすすがなくてもOKなジェルタイプを使う
断水でも口腔ケアはできる。
■避難所で“歯を守る人”が健康を守る
避難所では誰もが疲れており、歯磨きが後回しになる。
しかし、口腔ケアを継続している人は体調を崩しにくい。
特に高齢者や子どもは、
口腔環境が悪化 → 体調悪化 → 入院
という流れになりやすい。
避難生活こそ、歯のケアは最優先にすべきだ。
■まとめ|歯医者の通院は“最強の防災行動”
歯医者は「痛くなったら行く場所」ではなく、
災害に備えるための“予防の拠点”でもある。
● 災害時の歯痛は最大級のストレス
● 被災地では歯科治療がほぼ受けられない
● 口腔ケアは体調管理に直結する
● 入れ歯や矯正中の人は特に要注意
歯を整えることは、あなたの命を守る行動だ。
今日できる防災は「歯医者の予約を入れること」。
これが、災害に強い身体づくりの第一歩になる。

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