【防災士が解説】防災×宮崎県|“地震・豪雨・火山・津波”4つのリスクをどう備えるか

宮崎県は温暖で住みやすい地域として人気があるが、
防災の視点で見ると「複数の災害リスクが重なる県」でもある。
南海トラフ巨大地震の影響域に入り、台風・豪雨が多く、
さらに火山・津波・河川氾濫と幅広い対策が求められる。

ここでは、宮崎県で“本当に必要な防災”をプロの視点でわかりやすく解説する。


■① 宮崎県は「南海トラフ地震」の強い揺れ&津波リスクが大きい

宮崎沿岸部は南海トラフの揺れが非常に強く、
場所によっては震度6強〜7の可能性が指摘されている。

● 串間市・日南市・宮崎市などは津波到達が早い地域
● 平野部が広く、浸水範囲も広がりやすい
● 一部地域では“10分以内に避難”が必要な場所も

津波ハザードマップの確認と、
「海抜・避難時間」の把握が生死を左右する。


■② 宮崎は“台風の通り道”で豪雨・暴風が多い

宮崎県は日本でもトップクラスに台風の上陸・接近が多い地域。

● 日南・宮崎・延岡などの沿岸は暴風の影響が大きい
● 山地が多く、線状降水帯が発生しやすい
● 宮崎市内の住宅街でも床上浸水の事例が多い

特に梅雨〜秋の水害は毎年のように発生しているため、
「水害対策=日常の防災」と考えておくことが必要。


■③ “阿蘇・霧島・新燃岳”火山リスクも見逃せない

宮崎県は火山県でもある。

● 霧島連山(新燃岳・えびの高原)
● 阿蘇山に近い北部エリア
● 火山灰の降灰が広域で発生する可能性

降灰時は以下が生活の大きな負担になる。

● 車が使いづらい
● 洗濯干しができない
● エアコン故障リスク上昇
● 停電が復旧しにくくなる

“降灰対策グッズ(マスク・スコップ・車カバー)”は、宮崎県なら必須の備蓄。


■④ 河川が多く“内水氾濫”が起こりやすい県

宮崎県は大淀川ほか大河川が市街地を通っている。

● 宮崎市の大淀川流域は毎年浸水危険が高い
● 小さな河川でも短時間の豪雨で氾濫の恐れ
● 雨水が処理しきれず道路冠水が頻発

「家の標高」「水位計」「キキクル」は常にチェックしておきたい。


■⑤ 温暖な気候だからこその“土砂災害リスク”

宮崎は雨が多く、崩れやすい地形が多い。

● 都城市・日南市・椎葉村は土砂災害警戒区域が多い
● 豪雨時は“避難勧告(警戒レベル4)”が頻発
● 特に夜間の豪雨は避難が遅れやすい

“山に近い住宅”は、必ず土砂災害ハザードマップを確認しておく。


■⑥ 宮崎県民に必須の“3つの防災セット”

防災士として、宮崎の地域特性から考えると以下が最低限。

●① 津波・地震用の即避難セット

靴・ヘルメット・ライト・水・笛・スマホバッテリー
(玄関に置いておく)

●② 台風・豪雨用の在宅避難セット

カセットコンロ・ガス20本・飲料水・食品3〜7日分
(長期停電を想定)

●③ 降灰対策セット

ゴーグル・マスク・車カバー・清掃用スコップ
(霧島の噴火に備える)

宮崎は“複合災害県”なので、どれか一つだけでは不十分。


■⑦ 観光地だからこそ必要な“避難行動の事前確認”

宮崎は観光客も多く、災害時は道路が混雑しやすい。

● 海沿いのホテルは津波想定を確認
● キャンプ場・リゾート地は避難所が遠い場合がある
● 車で避難すると渋滞で動けないことも多い

「徒歩で行ける避難場所」を事前に確認しておくと安心。


■まとめ|宮崎は“災害に強い暮らし方”が命を守る

宮崎県は魅力的な地域だが、災害リスクは全国でも高い部類。

● 南海トラフ地震
● 津波
● 台風・豪雨
● 火山噴火
● 河川氾濫
● 土砂災害

この6つが同時に存在するため、「平時の備えの質」が生存率を大きく左右する。

家の立地・避難経路・備蓄・スマホアプリの準備。
この4つを整えておけば、宮崎での暮らしはより安全になる。

温かい気候の宮崎だからこそ、防災力を高めて“安心して暮らせる地域づくり”を進めていきたい。

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