【防災士が解説】防災×ブラックフライデー④｜“買うだけで防災力が爆上がりする”本当に使える厳選アイテム

ブラックフライデーは、1年で最も“防災アイテムが安く買える日”と言ってもいい。
しかし、闇雲に買えばいいわけではなく、「災害時の生存率を上げる物」から優先すべきだ。

ここでは、防災士の視点で“買うだけで防災力が跳ね上がるアイテム”を厳選して紹介する。

■① 命を守る“電源”系は最優先

災害時の最重要資源は「水」と「情報」、そして「電源」。
冬の停電は命に直結するため、ブラックフライデーで必ず見ておきたい。

● 大容量ポータブル電源
● ソーラーパネル
● モバイルバッテリー（急速充電対応）
● LEDランタン

電源があるだけで、暖房・スマホ・照明が確保でき、避難不要になるケースも多い。

冬の低体温症は静かに命を奪う。
高値の商品が大きく割引されるのがブラックフライデーの強み。

● 電熱ベスト
● 寝袋（マミー型推奨）
● 極厚毛布
● 断熱シート
● 防風カーテン

停電が起こる前提で、暖房なしでも耐えられる環境づくりが重要。

災害時はガス・水が使いづらい。
少ない燃料で作れる食事は、生存率を大きく上げる。

● カセットコンロ
● カセットガス（まとめ買いが安い）
● 湯煎調理セット
● 耐熱ポリ袋
● 中華スープ・レトルト・缶詰

※特に冬は「温かい食事」が心身のエネルギー源になる。

家族が多いほどトイレが生命線になる。

● 非常用トイレ（凝固剤タイプ）
● 防臭袋
● ウェットティッシュ
● 使い捨て手袋

トイレ環境は“避難する・しない”の判断を左右するレベルで重要。

子どもやペットは災害弱者。
通常価格より大幅に安くなる今が揃え時。

● 子ども用防寒着
● カイロ大量パック
● ペット用キャリー
● ペットシーツ

家族全員の命を守るため、弱者対策は絶対に後回しにしてはいけない。

雪や地震台風で車中泊になる可能性もある。

● 車中泊マット
● 携帯スコップ
● 解氷スプレー
● ブースターケーブル
● ポータブルタイヤチェーン

冬は交通麻痺が多く、車対策の有無が生存戦略に直結する。

人は精神が折れた瞬間に判断ミスをする。
冬の避難生活ではストレス軽減アイテムが“命を救う”。

● 甘いお菓子
● 温かい飲み物
● 子ども用アニメ・絵本
● 香りの良いアロマ

心のエネルギーを守ることが、災害長期化の最大の武器になる。

防災士の視点で「買うべき物」を整理すると、優先度は次の通り。

ブラックフライデーは“防災の答え合わせの日”。
あなたの家の弱点をこの機会に強化し、災害に負けない家づくりを進めてほしい。