幼児期(1〜6歳)は、
「よく動く・よく食べる・よく汚す」時期であり、
災害時には食事管理がとても難しくなる。
特に幼児は、
● 偏食しやすい
● 固いものが食べにくい
● 水分不足になりやすい
● 衛生環境の悪化に弱い
という特徴があり、大人と同じ非常食では不十分。
ここでは、防災士の視点で“幼児に特化した非常食の正解”を解説する。
■① 幼児は「食事の温度」と「食べやすさ」が命を左右する
幼児は、冷たい固い食べ物を嫌がる。
缶詰やアルファ米のままではほぼ食べてくれない。
災害時は特に…
● 温かくなくても食べられるもの
● 小さくて柔らかいもの
● スプーンで掬えるもの
これらが幼児食の基本になる。
■② 幼児向け非常食は“レトルトとパウチ”が最強
おすすめは以下のような常温保存の幼児食。
● キューピー幼児食
● 和光堂グーグーキッチン
● カレー・おじや・雑炊系
● 柔らかい煮込みうどん
● 野菜多めのパウチご飯
温められなくても美味しく、月齢ごとに味が調整されているため、避難生活でも食べやすい。
■③ 幼児の“偏食”対策は必須
避難所では、幼児が食べられないメニューが出ることも多い。
そのため家庭での備蓄は…
● いつも食べている味
● 好きな食感
● 嫌がらない定番メニュー
この“普段食”を備えておくことが最も効果的。
※災害時は「初めての味」がストレスになりやすい。
■④ 水分不足に要注意|経口補水液は必ず準備
幼児は脱水になりやすい。
災害時は発熱・下痢も起こりやすい。
以下を必ず備蓄しておく。
● OS-1(幼児可)
● イオン飲料(アクアライト)
● 常温保管できる幼児用麦茶
● ストロー付きパック飲料
“飲みやすさ”の確保が最重要。
■⑤ お菓子は“精神安定のための非常食”
避難所では子どものストレスが極端に高まる。
お菓子は心のケアとして非常に有効。
おすすめは…
● 乳幼児用せんべい
● ボーロ
● スティックパン
● 個包装のクッキー
● 絵本や折り紙とセットで「安心感」を与えるもの
「甘いもの=悪」ではない。
災害時の幼児にとっては“心の非常食”だ。
■⑥ アレルギー対応食は絶対に別管理
幼児はアレルギーが多い時期。
避難所ではアレルギー対応食が用意されないケースも多い。
● 乳
● 卵
● 小麦
● そば
● 落花生
該当する食材は、必ず 専用の非常食セットに分けて保管 しておくこと。
■⑦ 幼児の非常食で“絶対に必要な衛生用品”
食べる前提として、衛生管理が超重要。
● 手口ふき
● ウェットティッシュ
● アルコール除菌
● 小さな紙皿・スプーン
● 使い捨てエプロン
● 汚物袋
水が使えない状況でも衛生を保てるように準備する。
■⑧ プロがすすめる“幼児専用セット”はこれ
最低限、このセットを揃えておけば安心。
● 幼児向けレトルト食(7日分)
● 幼児用スプーン(使い捨て)
● イオン飲料・麦茶
● パックジュース(幼児可)
● ボーロ・せんべいなどの安心お菓子
● 常温パン(ロングライフパン)
● アレルギー対応食(必要な場合)
● 紙皿・紙コップ
● 除菌系セット
● 絵本・小さなおもちゃ(精神安定)
避難所で最も負担が大きいのは、幼児の食事と心のケア。
このセットが両方をカバーできる。
■まとめ|幼児の非常食は“食べやすさ+精神安定”が命を守る
幼児は大人と違い、
● 偏食
● 食べムラ
● 衛生に弱い
● 心が不安定になりやすい
という特徴がある。
だからこそ、災害時は
「普段食べている味・形」を備蓄することが最も重要。
● 温めなくても食べられる“パウチ食”
● 好きなお菓子
● 水分補給の確保
● 衛生用品の充実
この4つを揃えておけば、避難生活での幼児のリスクは大きく下がる。
あなたの備えが、幼児の命と心を守る。

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