【防災士が解説】防災×水中ドローン|“見えない水中の危険”を可視化する最強の災害ツール

水害・津波・土砂災害が多い日本において、
地上や空撮だけでは確認できない“水中の危険”が増えている。
そんな現場で今、プロの防災機関が導入しているのが「水中ドローン」だ。

水面下の状況を可視化できることで、
救助・復旧・インフラ点検の安全性と精度が大幅に向上する。
ここでは、防災の専門家の視点で、水中ドローンが災害に強い理由を分かりやすく解説する。


■① 水没した場所の“内部状況”を安全に確認できる

災害時、次のような場所は人が入ると非常に危険。

● 浸水した家屋
● 地下街・地下室
● 満水の側溝・マンホール
● 河川・ため池
● 港湾・海岸施設

水中ドローンなら、救助隊員が水に入らずに内部の状況を確認できる。

● 破損箇所
● 落下物
● 人の有無
● 流木・瓦礫の溜まり
● 家具や車の水没状況

“見えない水中”を可視化できるのは、救助の大きな安全確保につながる。


■② 二次災害のリスクを下げる

水害では、地上より水中のほうが危険が多い。

● 電線・家電の漏電
● ガレキ・金属片
● 下水の逆流
● 津波でえぐられた地形
● 車両の沈下
● 護岸の崩壊

人が入れば巻き込まれる危険性が高いが、
水中ドローンなら遠隔で状況を把握でき、二次災害を防止できる。

特に消防・自治体が重視しているのは「隊員の安全」。
水中ドローンは、最前線の危険察知に有効なツールだ。


■③ 津波・河川氾濫後の“地形変化”を調査できる

災害後の水中は、肉眼では絶対に確認できない。

● 抜け落ちた地盤
● 流された橋脚
● 水中に沈む瓦礫
● 大量の流木
● 道路の亀裂・陥没箇所

水中ドローンは、これらの危険を高精度カメラで撮影できる。

特に津波・豪雨災害後の調査では、

・復旧工事の安全確認
・再被害防止
・橋や堤防の損傷評価

に欠かせない存在になっている。


■④ ダム・港湾・インフラ機関からの需要が急増

水中ドローンは、防災だけでなく高単価の「公共インフラ点検」でも使われる。

● ダムの壁面点検
● 港湾施設の劣化確認
● 桟橋・杭の損傷検査
● 潜水作業前の安全調査
● 貯水池の堆積土砂調査

水中は潜水士でもリスクが高く、
事前の水中ドローン調査は業務の必須段階になりつつある。

自治体・消防・建設会社の間で導入が進んでおり、
将来性が非常に高い分野だ。


■⑤ 温泉・ため池・農業用水など“地方特化型のニーズ”も多い

地域によっては、次のような水域も重要な防災ポイントになる。

● 農業用ため池の決壊リスク
● 温泉街の源泉設備
● 港湾・漁港の沈下物調査
● 水道施設の水中構造物
● 発電用水路の点検

日本は水辺が多いため、水中ドローンの出番は非常に多い。

“その地域の水の安全を守る”という意味で、
防災×水中ドローンは地方にこそ価値がある。


■⑥ 一般家庭でも役立つ使い方がある

実は、家庭レベルの防災にも応用できる。

● 大雨後の側溝の詰まり確認
● 自宅周辺の水路の倒木・ゴミ調査
● 田畑の水路点検
● 池や井戸の安全確認

水中ドローンは「水の安全管理ツール」として幅広く使える。

特に、家の裏に水路がある家庭は、
災害前の危険確認に非常に有効。


■⑦ 結論|“水のリスクを見える化する防災力”が手に入る

水中ドローンは、空撮では絶対に代替できない防災技術。

● 浸水家屋・地下の内部確認
● 河川・ため池の危険可視化
● 津波後の水中地形調査
● 二次災害のリスク低減
● インフラ点検への幅広い応用
● 地域密着の水辺防災に最適

地上+空+水中
この3つをカバーできるのは、水中ドローンを活用する防災チームだけだ。

あなたの防災ブログにも、
“水の危険をどう見える化するか”という新しい切り口は必ず武器になる。

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