【防災士が解説】防災×歩行中の雪道での事故|“毎年1万人以上が救急搬送”される冬の転倒リスクをどう防ぐか?

雪道での転倒・滑倒事故は、
車よりも圧倒的に多い“身近な冬の災害”だ。

特に多いのが…

● 転倒して骨折
● 頭部打撲
● 高齢者が寝たきりに
● 子どもが通学中に転倒
● 凍った坂で滑落

ここでは、歩行中の雪道事故の危険性と
家庭で意識すべき防災ポイントをまとめる。


■① 雪道の転倒は“骨折・頭部外傷”の重大事故に直結する

雪道の転倒は、単なるケガでは済まない。

● 大腿骨骨折
● 手首骨折(コーレス骨折)
● 顔面強打
● 後頭部出血
● 高齢者は入院→寝たきりのリスク

→ 家庭防災で大切なのは
「転倒=重大災害」だと認識すること。


■② 雪道で最も危険なのは“見えない氷=ブラックアイスバーン”

濡れているだけに見えて、実は凍っている路面。

● 視覚で判断できない
● 足をついた瞬間に滑る
● スニーカーは即転倒
● 朝方と夜間に多発

→ 家庭防災の鉄則:
黒く光っている路面には絶対に足を乗せない。


■③ 坂道・横断歩道・バス停周辺は転倒リスク最大

雪と生活動線が重なる場所ほど危険。

● 坂道 → 重力で滑落
● 横断歩道 → 融雪で凍りやすい
● バス停 → 人が踏み固めてアイスバーン化
● コンビニ前 → 出入りで地面が濡れて凍結
● 車道との境目 → 段差で転倒

→ 家庭防災では
通勤・通学ルートの“危険ポイント”を事前に知っておくことが重要。


■④ 靴選びは“命を守る装備”

滑りやすい靴は事故率を10倍以上高める。

危険な靴:

● スニーカー
● ヒール
● 革靴(特に通勤者)
● 凹凸の少ない靴底

雪道で安全なのは…

● 滑り止め付きブーツ
● スパイク付きシューズ
● 靴底が柔らかく深い溝のある靴
● 靴用アイゼン・滑り止めカバー

→ 家庭防災の基本:
“冬は靴が防具”という意識を持つ。


■⑤ 歩き方ひとつで“転倒リスクは激減する”

雪国で常識の歩行術が事故防止に役立つ。

安全な歩き方:

● 小幅歩行
● 足裏全体で着地
● 重心はやや前
● ポケットに手を入れない
● つま先から着地しない
● 歩くスピードを落とす

→ 家庭防災では
子ども・高齢者にこの歩き方を教えるだけで事故が激減する。


■⑥ 荷物・スマホは“転倒の引き金”

片手が塞がるだけで転倒時に身を守れなくなる。

● 傘
● 買い物袋
● スマホ操作
● リュックの偏り

→ 家庭防災の鉄則:
雪道では両手を空ける。そしてスマホはしまう。


■⑦ 夜間の雪道は“視界の悪さ×凍結”で危険度MAX

● 路面凍結が進む
● 氷が見えない
● 車のライトで路面が光り判断しづらい
● 街灯が少ない場所で転倒多発

→ 家庭防災では
夜の徒歩移動を減らすことが命を守る行動。


■⑧ 転倒後の“動けない・寒い”は命に関わる

転倒して動けなくなった場合…

● 低体温症
● 凍死
● 発見が遅れる
● 高齢者は自力で電話できない

→ 家庭防災では
家族と【雪の日の連絡ルール】を決めておくことが重要。


■まとめ|歩行中の雪道事故は“防げる冬の災害”。知識と装備で転倒リスクはほぼゼロにできる

歩行中の雪道事故から学べるポイントは次の通り。

● 毎年1万人以上が転倒で救急搬送
● 骨折・頭部外傷など重大事故に直結
● ブラックアイスバーンは最も危険
● 坂道・横断歩道・バス停周辺で事故多発
● 靴選びは命を守る装備
● 雪国の歩行術が転倒防止に効果的
● 荷物とスマホは転倒の原因
● 夜間の雪道は危険度最大
● 転倒後の低体温症は命に直結

雪道は、歩いていても命を落とす危険がある。
だからこそ、
靴・歩き方・危険ポイントの把握という
小さな対策が、冬の最強の防災になる。

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