大地震が起きると、
最初に壊れるインフラの一つが水道管だ。
道路下の配水管・給水管・建物内の管が破裂し、
水が一気に噴き出し、
数十万〜数百万世帯が断水する。
実は、地震による断水のほとんどは
“水道管の折損(破断)”が原因だ。
ここでは、水道管の地震リスクと
家庭が備えておくべき防災ポイントを解説する。
■① 地震で“水道管破損が大量発生”する理由
地震後に断水が広範囲に及ぶのは、
配水管の構造が脆弱だからだ。
● 地中の古い配管が破断
● 継手部分の抜け・割れ
● 地盤沈下で浮き・曲がる
● 液状化で管が引きちぎれる
● 建物下で配管が折れる
→ 家庭防災の前提:
「地震=水道管が壊れる」はほぼセット。
■② 水道管が折れると“断水は数日〜数週間”続く
復旧は非常に時間がかかる。
● 破損箇所の特定に時間
● 道路を掘削
● 新しい管を敷設
● 水圧テスト
● 順番に給水エリアを回復
→ 大地震では
完全復旧まで1週間以上 が一般的。
熊本地震でも最大3週間の断水が発生した。
■③ 地震直後の“噴水のような破裂”は典型的被害
道路が割れて、
大量の水が吹き上がる映像を見たことがあるはずだ。
● 地中の管が破裂
● アスファルトが割れる
● 水圧で噴き上がる
● 道路が陥没
→ これは珍しくなく、
大地震では各地で同時多発する。
■④ 古い地域は“水道管の寿命”によるリスクが大きい
水道管の寿命は40〜50年。
しかし多くの都市では交換が追いついておらず、
劣化した管が地震で一斉に破損する。
● 古い鋳鉄管は割れやすい
● 地下水の腐食で脆い
● 地中のガス管・下水管も同時破損
→ 家庭防災では
自分の地域の「水道管更新率」を知ることが重要。
■⑤ 家の中の“給水管”も折れる
地震では道路だけでなく
建物内部の水道管も破損する。
● 給湯器付近の配管破断
● 床下の水漏れ
● 天井からの漏水
● メーター部の破損
→ 家庭防災ポイント:
地震後は必ず 元栓を閉めて漏水を確認 する。
■⑥ 地震による水道管折損を“家庭が防ぐことはできない”
道路の配管は自治体の管轄で、
個人では守ることができない。
だからこそ、
家庭は 「断水前提」 の備えが必要。
● 飲料水
● 生活用水
● 簡易トイレ
● 水のいらない掃除用品
● お風呂の残り湯
● 断水時の生活ルール
→ 水道管が壊れることは避けられない。
備蓄で耐えるしかない。
■⑦ 給水車への依存は“最終手段”
給水車は来るが、
次の問題がある。
● 家まで持ち帰るのが重い
● 並ぶ・待つ・寒い
● 人が殺到する
● 一人当たりの量が限られる
● 毎日通う必要
→ 家庭防災では
水を“買う・溜める”ほうが圧倒的に効率的。
■⑧ 水道管折損に備える家庭の最強対策
家庭でできるのはシンプル。
● 飲料水:最低3日、理想は7日〜10日
● 生活用水:風呂をいつも満水に
● 災害トイレを100回分
● ウェットティッシュ
● ペットボトルのローリングストック
● 自宅の元栓位置を家族全員が把握
→ これだけで
水道管破損による断水を“生き抜ける”。
■まとめ|水道管折損は“最も起きやすい災害”であり、事前備蓄が命を守る
水道管折損(地震)から学べる防災ポイントは次の通り。
● 地震では水道管の破断が大量発生
● 断水は数日〜数週間続く
● 古い配管は特に危険
● 建物内部の配管破損も多い
● 家庭では水道管を守れない
● 備蓄が断水を乗り切る唯一の手段
● 元栓を閉めて漏水確認が必須
● 給水車に頼り切るのは危険
断水は“誰にでも起きる日常の災害”。
だからこそ、
水を備える=命を守る最強の防災 となる。

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