地震とは何か?
もっとも本質的な答えは “断層が急にズレる現象” だ。
私たちが感じる揺れは、
地中の岩盤がたまり続けた力に耐えきれず、
一気に破れるようにズレ動くことで発生する。
ここでは、防災士の視点で「地震=断層活動」の仕組みをやさしく解説する。
■① 地震は“地中の岩盤が割れてズレる”瞬間に起きる
岩盤にはプレート運動などで力が加わり続ける。
● 圧縮される
● 引っ張られる
● 横から押される
限界まで耐えた後、
バキッと割れてズレる → これが地震。
■② 断層は“地中の切れ目”のこと
断層とは、地層や岩盤がズレてできた境界線。
種類は3つ。
● 正断層(引っ張られて下がる)
● 逆断層(押されて盛り上がる)
● 横ずれ断層(左右にズレる)
地震は、この断層が一気に滑ることで発生する。
■③ 地震の揺れは“断層がズレた衝撃”が波になるもの
断層がズレると、その衝撃が波となって広がる。
● 最初に届くP波(小さめの揺れ)
● 次に届くS波(大きくて破壊的)
→ 我々が感じる“地震の揺れ”は、断層活動の“伝わった結果”。
■④ 活断層の近くは“強い揺れが来やすい”
活断層=今後数千年以内に活動する可能性のある断層。
日本は活断層が非常に多い国。
● 断層の真上は強い揺れ
● 破壊的な直下型地震の原因
● 揺れの到達が早い
● 津波はないが建物倒壊リスクが高い
→ 活断層の位置を知ることは防災の基本。
■⑤ プレート型地震も“巨大な断層活動”
南海トラフや日本海溝の地震は、
プレート同士の“境界断層”がズレる現象。
● 海底が跳ね上がる
● 巨大津波を発生
● M8〜9クラスの規模
● 範囲は数百〜数千km
→ プレート型も本質は“巨大断層の滑り”。
■⑥ 断層は“動く方向で被害パターンが変わる”
例えば…
● 逆断層地震 → 地面が持ち上がり津波の原因に
● 横ずれ断層地震 → 揺れが水平に強く伝わる
● 正断層地震 → 地面が落ち込み地割れが発生
→ “どんな断層か” を知るだけで備え方が変わる。
■⑦ 断層が長いほど“巨大地震”になりやすい
断層の規模は、ほぼM(マグニチュード)に比例する。
● 数km → M6
● 数十km → M7
● 数百km → M8
● 南海トラフ(700km) → M9クラス
→ 長さ=破壊力、と理解して良い。
■⑧ 家庭でできる“断層地震への備え”
内陸直下型は“いきなり来る”のが特徴。
● 家具固定は必須
● 寝室の安全確保
● ガラス飛散対策
● 1週間以上の備蓄
● スニーカーをベッド近くに
● 夜間停電に備えてライト複数
→ 断層地震は揺れの破壊力が極めて大きい点に要注意。
■まとめ|地震の正体は“断層が動く瞬間”。本質を知れば対策が明確になる
断層活動から学べるポイントは次の通り。
● 地震は断層がズレる瞬間の衝撃
● 活断層の近くは直下型の危険
● プレート地震も巨大断層の滑り
● 断層の種類で被害が変わる
● 断層の長さ=地震の大きさ
● 直下型は“揺れの破壊力”が最大の脅威
● 家庭防災は“倒れない・割れない・逃げられる”が基本
地震の本質を知ることで、
災害情報の理解が深まり、
あなたの防災判断力がさらにアップする。

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