【防災士が解説】旅行×防災|旅先でも“命を守る準備”を忘れずに

旅はリフレッシュや発見の時間。

しかし、地震・台風・豪雨・噴火――災害は旅行中にも起こり得ます。

「楽しむために備える」ことが、旅を本当に安心できるものにします。

旅先で想定されるリスク

✅ 地震(建物倒壊・津波・停電)

✅ 台風・豪雨(交通麻痺・帰宅困難)

✅ 感染症・体調不良

✅ 山岳・海辺での遭難・事故

旅の安全は、「行く前の準備」と「現地での判断」で大きく変わります。

出発前に必ずチェックしたいポイント

1️⃣ 気象情報と避難情報を確認

 気象庁・国交省のサイト、または防災アプリ(まもるくん・キキクルなど)で最新情報を確認。

2️⃣ 宿泊先の防災体制をチェック

 避難口・非常階段・津波避難ビルの位置を確認。

 旅館やホテルでは“非常口案内”を見ておく習慣を。

3️⃣ モバイルバッテリー・非常食を持参

 充電が切れると情報も助けも絶たれます。

 おにぎり・カロリーメイト・水500mlがあるだけで安心感が違います。

旅先で災害が起きたときの行動

✅ 冷静に、現地スタッフの指示に従う

 観光地ではガイドや宿の判断が最も早く正確です。

✅ SNSより公式情報を信頼

 デマが流れやすい災害時こそ、自治体や気象庁アカウントをチェック。

✅ 家族・友人への安否連絡は短文で

 通信が混雑するため、「無事・安全・連絡不要」など簡潔なメッセージを送信。

✅ 避難時は“エレベーターNG”

 地震・停電時は階段を使用。落下・閉じ込めを防ぎます。

家族旅行で意識したい「子ども・高齢者」の防災

・子どもには“手をつなぐ・離れない”ルールを徹底

・高齢者には階段避難や荷物運搬のサポートを

・避難所での薬・飲料・おむつなど、必要品は小分けで携帯

旅先では“助け合い”が命を守る最大の防災行動です。

まとめ:防災は“旅の準備の一部”

旅行=リスクゼロではありません。

だからこそ、「防災をパッキングの一部」にすることで、旅の安心度が一気に上がります。

✅ モバイルバッテリー

✅ 非常食と飲料

✅ 小型ライト・救急セット

✅ 防災アプリの登録

「楽しむために備える」――それが真の旅上手。

【元消防職員・防災士】として、

私は“旅先で命を守る知恵”をこれからも発信していきます。

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