ポータブル冷温庫(車載冷蔵庫)は、災害時に命を守る家電の一つです。
冷蔵・保温の両機能を持ち、電源が限られる環境でも食料や薬を適切に保存できます。
キャンプ用品としてだけでなく、“防災備品”として注目されています。
災害時にポータブル冷温庫が役立つ理由
✅ 停電時も使える(車・ポータブル電源対応)
DC12V・AC100V両対応モデルなら、自動車やバッテリーでも稼働。
✅ 医薬品の保管に最適
インスリンや目薬など、一定温度を保ちたい薬の保管に有効。
✅ 食品ロスを防ぐ
停電中に冷蔵庫が止まっても、肉・魚・乳製品を一時的に保存できる。
✅ 保温機能付きなら非常食の温めも可
温かいスープや離乳食を保温でき、避難生活のストレスを軽減。
災害に備えておきたいおすすめ活用法
1️⃣ 車載モードでの運用
避難時に車で移動しながら冷却可能。車中泊避難にも役立つ。
2️⃣ ソーラーパネル+ポータブル電源と併用
電気が長期間止まっても稼働可能。日中充電→夜間使用が理想。
3️⃣ 避難所での共同利用
食材・飲料・薬品を共有保管することで、地域全体の安心を確保。
4️⃣ 冷温庫を“季節家電”として普段使い
夏は冷蔵、冬は保温として使いながらメンテナンスできる。
防災士が選ぶポイント3つ
✅ 容量は15〜30Lが最適
4人家族でも十分対応。持ち運びやすさと容量のバランスが◎。
✅ 冷却性能は-20℃以下対応が理想
冷凍食品や氷の保存が可能。長期停電にも強い。
✅ 消費電力と稼働音を確認
小型・静音タイプなら避難所や車中泊でも安心して使用可能。
停電中に気をつけるポイント
・発電機・車両電源と併用する際は換気必須(一酸化炭素中毒防止)
・コード類は濡れた手で触らない
・保冷効果を高めるために開閉を最小限に
・氷・保冷剤を併用すると冷却時間が2倍持続
まとめ:ポータブル冷温庫は“動く防災冷蔵庫”
冷蔵庫が止まる。それだけで生活は大きく崩れます。
だからこそ、“自立できる冷蔵力”を備えておくことが、現代防災の鍵。
冷温庫があれば、
・食を守れる
・薬を守れる
・安心を保てる
小さな一台が、非常時の心強い味方になります。
【元消防職員・防災士】として、
私は“ポータブル冷温庫は命を守るツール”だと伝えたいです。
#防災 #ポータブル冷温庫 #停電対策 #車中泊防災 #防災士が解説

コメント