冬のスノボ旅行は楽しい反面、
“災害リスク”と“事故リスク”が一気に高まる特殊なレジャー。
● 吹雪
● 道路凍結
● 立ち往生
● 転倒・骨折
● ゲレンデ迷子
● 急病・低体温
● 帰宅困難
これらが重なることで、家族旅行が一瞬で“危険な状況”に変わる。
ここでは、防災士として
“スノボ旅行を安全に楽しむための備え”
をわかりやすく解説する。
■① スノボ旅行は“移動が最大の危険ポイント”
スキー場までの道は必ずといっていいほど、
● 雪道
● 凍結
● 吹雪
● 急カーブ
● 片側だけ日陰で凍る路面
これらが重なる。
安全のためには、
● 冬タイヤ（溝4mm以上）
● チェーンの携行
● スノーワイパー
● 解氷スプレー
● 長靴・手袋
● ガソリン満タン
特に 冬タイヤの劣化 は事故率を大きく上げる。
タイヤは命綱。
■② 山の天気は“10分で激変”。吹雪は命に関わる
ゲレンデは平地と違い、
● 吹雪
● 強風
● ホワイトアウト
● 極端な冷え込み
これが突然発生する。
対策はこれ。
● ゴーグル
● 目立つウェア
● スマホに“位置情報アプリ”
● ホテルまでのルートを事前確認
ホワイトアウトは 本当に数メートル先が見えない。
迷子・遭難の原因になる。
■③ スノボはケガ率が高い。“手首・頭・腰”が危険
スノボのケガで多いのは、
● 手首骨折
● 頭部打撲
● ケツ骨打撲
● 肩の脱臼
初心者ほど転倒回数が多い。
最低限の装備は、
● ヘルメット
● 手首ガード
● プロテクター
● 分厚い手袋
“かっこ悪いから着けない”は命取り。
防災＝予防。
■④ 子ども・初心者は“ゲレンデ迷子”が本当に多い
スキー場は広く、雪で景色が似ているため、
子どもが迷子になりやすい。
● トイレで逸れる
● リフトの降り場で迷う
● コースを間違える
● 木々の間に入って出られない
家族のルールはこれ。
● 集合場所を決める
● 連絡先カードをポケットに入れる
● 色が目立つウェア
● 無理なコースに行かない
迷子は“災害級の危険”。
低体温で命に関わる。
■⑤ 車中泊・帰宅困難に備える“冬の車内キット”
ゲレンデ帰りは渋滞も多く、
吹雪で動けなくなるケースもある。
車に積んでおくべきは、
● 毛布・寝袋
● カイロ
● 水2L
● 能量補給食
● 携帯トイレ
● スコップ
● 牽引ロープ
● モバイルバッテリー
“冬の車中泊＝低体温の危険”
という認識を持つことが重要。
■⑥ リフト停止・ゲレンデ閉鎖は普通に起きる
吹雪や強風で、
● リフト停止
● ゴンドラ運休
● コース閉鎖
● 視界不良で強制下山
これらは珍しくない。
旅行計画では、
● 余裕のあるスケジュール
● 早めの下山
● 天気が悪い日は無理をしない
“遊びより安全を優先”が鉄則。
■まとめ｜スノボ旅行は“準備すれば安全・無対策なら危険”
この記事のポイント。
● 雪道運転が最大のリスク
● 山の天気は10分で激変
● スノボはケガ率が高い
● 子ども・初心者の迷子が多い
● 車中泊・渋滞に備えて車に防災キット
● 吹雪時は無理に滑らない
結論：
スノボ旅行は“自然×レジャー×冬の災害”の複合ステージ。 防災士として伝えたいのは、 「楽しむためにこそ、備えが必要」ということ。 準備した家族だけが、安全に冬の思い出を作れる。
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