災害時にもっとも早く不足するライフライン。
それが バッテリー(電源)。
● 停電で家電が停止
● スマホが切れて情報が取れない
● 連絡不能で孤立
● 車のバッテリー上がり
● 懐中電灯の電池切れ
現代の防災では、
“電源が確保できるかどうか”が
命の安全を大きく左右する。
ここでは、防災士として
家庭が備えるべきバッテリー対策を解説する。
■① スマホのバッテリー切れは“情報遮断=危険の始まり”
災害時、スマホは命そのもの。
● 地震速報
● 津波情報
● 避難所の開設状況
● 家族との連絡
● SNSでのリアル情報
● 停電・断水の復旧情報
すべてがスマホに集約されている。
だからこそ、
スマホが使えなくなる → 命の危険が上がる
モバイルバッテリーは“最低2個”が鉄則。
■② モバイルバッテリーは“10000mAh×2個”が最強セット
防災で一番使いやすいのは、
● 10000mAh 2個
● 合計20000mAh
● 家族のスマホを複数回充電可能
大きすぎるバッテリーは持ち運びが苦痛、
小さすぎると不安が残る。
【防災士のおすすめ構成】
● 持ち出し袋:10000mAh
● 通勤・外出用:5000〜10000mAh
● 家庭用の備え:20000mAh以上
“種類と置き場所を分ける”のがコツ。
■③ 冬の災害は“バッテリーの劣化”が加速する
寒波や冬の停電では、
バッテリー性能が一気に落ちる。
● 充電速度が遅くなる
● 容量が減ったように感じる
● スマホの電池消耗が早くなる
災害時に凍結環境で使うバッテリーは、
防寒ケースに入れておくと性能低下が防げる。
さらに、
● 低温での車中泊
● 雪の中の避難
● 外出中の停電
バッテリーを“体に近い場所”で保管するのが鉄則。
■④ 懐中電灯・ラジオの電池も劣化する
意外に多いのが、
● 電池を入れっぱなしで液漏れ
● 使うときに点灯しない
● 電池の残量がゼロ
特にアルカリ電池は、
長期間入れっぱなしにすると液漏れしやすい。
対策はこれ。
● 電池は別に保管
● 使用前に装着
● 使用後は外す
● 年に1回は総点検
“電池の腐食”は停電時に最も困るトラブル。
■⑤ 車のバッテリーは“災害時の電源”として使える
車は最強の充電ステーション。
● スマホ充電
● ポータブル電源の充電
● 車内照明
● ワイパー・暖房
● カーナビ情報
特に冬は、
● 大雪の立ち往生
● 停電による車中避難
に備えて、
車のバッテリー点検は必須。
● バッテリー容量
● 劣化状態
● シガーソケットの有無
車が使えるだけで防災力が段違い。
■⑥ ポータブル電源と組み合わせると“無敵の電源体制”に
ポータブル電源は家庭用のバックアップ電源として最強。
バッテリーを組み合わせると、
● 長期停電でも充電が途切れない
● 電気毛布・Wi-Fi・照明が使える
● 医療機器のバックアップにも使える
● 冬の低体温症を防げる
【最強セット】
● モバイルバッテリー ×2
● ポータブル電源(500〜1000Wh)
● ソーラーパネル
これだけで“電力難民”にならない。
■⑦ ソーラーパネルがあれば“電気が尽きない家”になる
バッテリーの最大の弱点は“使えば減る”こと。
しかしソーラーパネルがあれば、
● 太陽光で再充電
● 長期停電でも電源確保
● 電気代の節約
災害時には
電気をつくれる家が最強。
■まとめ|電源を制する家庭は“災害に負けない家”になる
この記事のポイント。
● バッテリーはスマホ命綱の電源
● 10000mAh×2個が防災の基本
● 冬はバッテリー劣化が早い
● 電池は液漏れ対策が必須
● 車は強力な充電手段
● ポータブル電源と組み合わせると最強
● ソーラーパネルで“電気が尽きない家”に
結論:
防災士として断言します。 バッテリー対策は“現代の必須防災”。 電気を確保できる家は、どんな災害でも必ず生き残れる。

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