【防災士が解説】防災×備蓄リスト|“何を・どれだけ・どこに置くか”で生存率が変わる最強の家庭備蓄術

災害は突然に来る。
そして“家から一歩も出られない状況”は、
地震・台風・豪雨・大雪・停電…すべてで起こり得る。

だから家庭防災の核心は 備蓄

ここでは、防災士として
“絶対に後悔しない備蓄リスト”
をわかりやすくまとめる。


■① 水|家族1人1日3L × 7日分が最低ライン

水は最重要。
※ 7日=国の推奨、実際の災害では“10日”が安全。

● 飲料水
● 料理用
● 手洗い・うがい
● 歯磨き
● 最低限の衛生
● 乳幼児のミルク

家族4人なら
3L × 7日 × 4人=84L

ペットボトルでの備蓄が現実的。


■② 食料|“お湯がなくても食べられるもの”を優先

停電・断水時はお湯が使えないケースも多い。

ストックすべきは、

● レトルトご飯
● パックご飯
● シリアル
● ビスケット
● 缶詰(魚・肉・フルーツ)
● 即席スープ
● 栄養補助食品
● レトルトカレー・丼

乳幼児・高齢者がいる家庭は、

● ベビーフード
● ゼリー飲料
● やわらか食品

も必須。


■③ カセットコンロ+ガス缶|停電時の“最強の調理器具”

災害時にいちばん役に立つのがコレ。

● カセットコンロ
● ガス缶 1人4本(7日)

お湯が沸かせるだけで生活のストレスが激減する。

※ ガス缶は冷暗所で保管し、
年に1回は使用期限をチェック。


■④ 灯り|“停電=真っ暗”という大問題

電気が止まると
夜の家は想像以上に危険。

● LEDランタン(吊り下げタイプ)
● 懐中電灯
● ヘッドライト
● 予備電池

停電時、明かりがあるだけで
家族の不安が一気に減る。


■⑤ 情報|ライフライン停止時は“情報難民”になりやすい

災害時の情報源として、

● 充電式ラジオ
● スマホのモバイルバッテリー
● 車のシガー電源充電器

特に モバイルバッテリーは2台以上 が安心。


■⑥ 衛生用品|災害中は“衛生トラブルが多発”

断水・停電が続くと、

● トイレ問題
● 手洗い不足
● ゴミ処理
● 感染症

が一気に深刻化する。

準備すべきは、

● 携帯トイレ(1人10回分×7日)
● 水なしシャンプー
● ウェットティッシュ
● アルコール消毒
● ポリ袋(45L)
● 簡易トイレセット

“トイレ対策こそ家族の命を守る”といっても過言ではない。


■⑦ 寝具・防寒|“冬の停電は命に関わる”

暖房が使えないと室温は急低下する。

● 毛布
● 寝袋(−6℃対応が理想)
● 使い捨てカイロ
● 湯たんぽ
● 厚手の靴下

特に高齢者・乳幼児は体温が下がりやすいため
防寒は必須。


■⑧ 医療・薬|“病院が開いていない”のが災害

準備しておきたいのは、

● 常備薬(1〜2週間分)
● 解熱剤
● 胃腸薬
● 風邪薬
● 絆創膏
● 三角巾
● 包帯
● 体温計

持病がある家族は
薬と診察券をセットにしておく。


■⑨ 子ども・高齢者・ペットの専用備蓄

家族構成で備蓄内容が変わる。

● ミルク・おむつ
● おしりふき
● 離乳食
● 歩行補助具
● ペットフード
● 介護食品
● パッド・おむつ

“弱い立場の家族ほど備蓄で守る”のが原則。


■⑩ 収納場所|備蓄は“分散”しないと危険

● キッチン:食料
● 玄関:非常持ち出し
● 寝室:灯り・防寒
● 車:水・簡易食
● クローゼット:トイレ・毛布

1か所にまとめると
倒壊・浸水で取り出せなくなる。

最低 3か所に分散 が安全。


■まとめ|備蓄は“量”より“使える状態”が命を救う

この記事のポイント。

● 水は1人1日3L×7日
● 食料は“火なし・水なし”でも食べられる物
● カセットコンロは停電時の最強アイテム
● 明かりは家族人数+予備
● 衛生・トイレ対策が生活の質を大きく左右
● 寝袋・毛布で冬の停電に備える
● 子ども・高齢者・ペットの特別備蓄も必須
● 備蓄は最低3か所に分散

結論:

防災士・元消防職員として断言します。 “備蓄は家族の命を買う行為”。 今日そろえた備蓄が、未来の大災害であなたの家族を守ります。

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