【防災士が解説】防災×冬の室内遊び|“寒波・大雪・外出控え”のときに家庭で安全に過ごすための工夫

冬は寒波・大雪・凍結で外遊びが難しくなる季節。
子どもが家にこもりがちになり、
事故・ストレス・体調不良など“家庭内のリスク”が増える。

ここでは、防災士として
“冬の室内遊びを安全に、かつ家族が快適に過ごす方法”
を解説する。


■① 室内事故が増える冬。“転倒・やけど・窒息”に注意

冬は暖房器具が増え、室内事故が多発する。

● ストーブの近くでの遊び
● 加湿器の熱湯
● 電源コードの引っ掛け
● カーペットの段差
● おもちゃ散乱による転倒

子どもが遊ぶ部屋は、冬こそ

● ストーブとの距離を1m確保
● 物を減らしてスペースを作る
● 電源コードをまとめる

この3つが安全の基本。


■② 家の“乾燥”が子どもの体調を崩す

冬は湿度30%以下になりやすく、

● 喉の痛み
● 風邪
● ウイルスの増殖
● 静電気の増加

が起こりやすい。

対策は、

● 加湿器(清掃必須)
● 濡れタオル
● 部屋干し

湿度 40〜60% をキープするだけで健康度が上がる。


■③ 家でできる“体を動かす遊び”が冬は重要

外で遊べないと子どもは体力が落ち、
夜の寝付きも悪くなる。

家の中でもできる遊びは多い。

● トランポリン(小型)
● なわとび(短いスペース版)
● バランスゲーム
● 鬼ごっこ(座ったまま手だけ)
● ヨガ・ストレッチ

“軽く汗をかく程度”の運動が理想。


■④ 子どもが夢中になる“知育系の室内遊び”

冬こそ、家でゆっくり学びながら遊べる。

● レゴ・積み木
● パズル
● ボードゲーム
● 工作
● お絵描き
● 科学キット

特に工作は、

● 集中力
● 創造力
● 手先の器用さ

を伸ばし、時間も稼げるため冬に最適。


■⑤ スマホ・ゲームは“ルールづくり”が防災にもつながる

冬はゲーム時間が増えるため、
寝不足や視力低下を招きやすい。

家庭で決めたいルールは、

● 時間制限
● 休憩時間
● 充電の場所を固定
● 寝る前1時間はオフ

これは地震・停電時の“スマホ充電の習慣化”にもつながる。


■⑥ 停電や断水に備えた“室内アクティビティの準備”

冬は停電・断水が起こりやすいため、
室内遊びも“ライトなしでできるもの”があると安心。

● お絵描き帳
● 紙のトランプ
● 紙の本
● ブロック
● 影遊び(懐中電灯で)

“暗くても遊べるもの”を1セット用意しておくと、
災害時の子どもの不安が大きく減る。


■⑦ 家族のストレスを軽減する“共同アクティビティ”

冬は家族同士の距離が近くなる季節。
ストレスを減らすには“共同作業”が効果的。

● 鍋パーティ
● クッキー作り
● 映画鑑賞
● 家族会議
● 部屋の模様替え

一緒に作業することで、
コミュニケーションが増え、家庭の防災力も上がる。


■まとめ|冬の室内遊びは“安全・健康・ストレスケア”が三本柱

この記事のポイント。

● 冬は室内事故が増えるため環境づくりが重要
● 乾燥対策は健康の基本
● 室内運動で体力低下を防ぐ
● 知育・工作で集中力UP
● ゲームはルールづくりが必須
● 停電時も遊べるアナログ遊びを準備
● 家族のコミュニケーションが防災力を上げる

結論:

防災士として伝えたいのは、 “室内遊びの環境づくりも防災の一部”。 安全な遊び場と家族の時間が、冬をもっと豊かに、 そして災害に強い家庭をつくる。

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