災害が起きたとき、多くの人が困るのが「現金の不足」です。
ATMが止まり、銀行も休業。
「お金はあるのに使えない」――この現実を何度も見てきました。
私は【元消防職員・防災士】として、被災地で支援活動を行い、
クレジットカードの“防災力”を実感しました。
クレジットカードは、非常時の命のカードです。
💡 災害時にクレジットカードが強い理由
1️⃣ ATMが動かなくても支払いができる
停電が復旧すれば、POSレジが再稼働しカード決済が再開します。
→ 現金を下ろさなくても、必要な物資を購入できる。
2️⃣ 緊急時に“キャッシング枠”を使える
現金が手元になくても、キャッシング機能で一時的に生活資金を確保可能。
3️⃣ 後払いで資金繰りができる
復旧初期は支出が増える時期。
→ 支払いを翌月にずらすことで、生活を安定化できる。
⚠️ クレジットカードを“防災的に使う”ポイント
1️⃣ 複数のカード会社を持つ(分散)
1社のシステムが停止しても、他のカードで対応できる。
2️⃣ 家族カードを活用する
避難所で家族が別行動になっても、それぞれが支払い可能に。
3️⃣ キャッシング枠・限度額を確認しておく
いざというとき“どこまで使えるか”を把握しておくことが重要。
🔍 被災地での実例
2019年の台風19号では、
長野や福島でATMが浸水し、現金引き出しが不可能に。
しかし、停電が復旧したスーパーやコンビニでは、
クレジットカード・電子マネー決済だけが早期に再開しました。
現金を持たない避難者が、
クレジットカードで水・食料・衛生用品を買えた例が多く報告されています。
✅ 防災士がすすめる“クレジット防災術”
1️⃣ カードを財布とは別の場所に保管
避難時に財布を失くしても、予備カードを使える。
2️⃣ ICチップ付き・タッチ決済を選ぶ
復旧直後の混雑レジでスムーズに支払い可能。
3️⃣ 利用明細をアプリで確認できるようにしておく
不正利用や紛失時もスマホで即停止できる。
💬 防災士からのメッセージ
防災とは「命を守る準備」だけでなく、
「暮らしを立て直す準備」でもあります。
クレジットカードは、
・災害時の資金確保
・支払い手段の多様化
・緊急時の安心バッファ
として、非常時の“経済的ライフライン”になります。
🔋 まとめ:クレジットカードは“防災ツール”
現金がなくても、通信が戻ればお金は動く。
クレジットカードは「お金の防災バッグ」です。
- 現金 → 初動で使う
- 電子マネー → 復旧直後に使う
- クレジットカード → 生活再建・出費集中期に使う
この3段階を整えておけば、どんな災害にも対応できます。
【元消防職員・防災士】として、
私は“お金の備えが、暮らしの再建スピードを決める”と伝えたいです。
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