冬の朝、スイッチを入れてもエアコンが動かない。
この状況はただの家電トラブルに見えますが、
寒波・真冬日・氷点下が重なる冬は 立派な「生活災害」 です。
エアコンが使えないだけで、
室温は一気に10℃以下まで低下し、特に子ども・高齢者は危険性が高まります。
防災士としては、
「冬のエアコン停止=すぐに動くべき緊急事態」
と判断しています。
■① 冬にエアコンが動かないと何が危険?
冬の暖房停止は、短時間で体調を崩す原因になります。
- 低体温症
- 感染症リスク上昇
- 免疫低下
- 血圧変動
- 水道管の凍結
- 夜間の急激な冷え込み
暖房がない家は、体調不良 → 救急搬送 の流れにつながることもあります。
■② 最初の10分でやるべきこと(超重要)
エアコンの故障確認より、まず“寒さを防ぐ”行動が優先です。
●暖かい部屋に家族を集める
窓が少なく、日当たりの良い部屋へ。
●部屋を小さく使う
- 扉を閉める
- 廊下との境を毛布で仕切る
- カーテンを閉めて冷気を遮断
家中を温めるより、一部屋集中暖房 が鉄則。
●窓を即断熱
- 厚手のカーテン
- 毛布
- アルミシート
冬の冷気の7割は窓から来ます。
■③ まずは“霜取り運転”の可能性を確認
冬に最も多いのが “故障ではなく霜取り運転”。
●霜取り運転の特徴
- 温風が止まる
- 10〜15分動かない
- 室外機の音が変わる
- 表示ランプが点滅することも
多くの人がここで「壊れた!」と勘違いします。
●見分け方
- 15〜20分で元に戻る
→ 正常 - 20分以上動かない
→ 故障の可能性大
■④ 本当に“動かない”時のチェック項目
以下の確認をすると原因がわかりやすくなります。
●① コンセントの緩み
意外と多いです。
●② ブレーカーが落ちていないか
冬は電力負荷が高くなります。
●③ 室外機が雪・氷に埋もれていないか
特に豪雪地帯で起きやすいトラブル。
●④ フィルターの詰まり
ホコリで暖房効率が落ちる。
●⑤ エラーコード
メーカー別に公式サイトで原因が表示されます。
■⑤ 代替の暖房をすぐに確保する
エアコンが動かないときの“命綱”です。
●使える暖房器具
- 石油ストーブ
- ガスストーブ
- 電気ストーブ
- こたつ
- 電気毛布
- ホットカーペット
- 湯たんぽ・カイロ
複数の暖房を持っておくと、冬の災害に強い家庭になります。
●注意
石油・ガスストーブは必ず換気を。
■⑥ 夜の寒さは“昼間の10倍危険”
冬は、深夜〜明け方に室温が最も下がります。
- 布団の二重使い
- 湯たんぽで足元を温める
- 子どもは必ず内側で寝かせる
- 家族はできるだけ同じ部屋で就寝
「寒いけど我慢しよう」は危険です。
体温はじわじわ奪われ、気づいた時には風邪や体調不良になっています。
■⑦ 修理までにやっておくべきこと
エアコンの修理は冬に混雑し、数日〜1週間かかることもあります。
●短期対策
- 部屋の断熱強化
- カーテンにバスタオルを追加
- カーペットで床冷えを防ぐ
- 暖房器具の併用
- 温かい飲み物をこまめに飲む
●中期対策
- 代替暖房器具を1つ以上持つ
- 断熱シートを窓に貼っておく
- 停電時にも使える暖房を検討
■⑧ 子ども・高齢者は特に注意
冬の暖房停止は、以下の人に深刻な影響があります。
- 子ども(体温調整が苦手)
- 高齢者
- 持病がある人
- 妊婦
特に高齢者は冷えによる血圧の上下が起きやすく、
救急搬送につながるケースもあります。
■まとめ|冬のエアコン停止は“防災レベルの緊急事態”
冬にエアコンが動かなくなると、
寒さはあっという間に家族の体力を奪います。
だからこそ、
- 最初の10分で断熱と部屋づくり
- 霜取り運転かを確認
- 原因チェック
- 代替暖房の準備
- 夜間の保温
- 子ども・高齢者の見守り
- 修理までのつなぎ行動
この一連の流れが命を守ります。
結論:
防災士として、冬のエアコン停止は“ただの家電故障ではなく、命に関わる可能性がある事象”です。暖房の多重化と断熱対策を整えて、冬の寒さに負けない家庭を築きましょう。

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