【防災士が解説】冬の“防風対策”｜寒波・爆弾低気圧・強風時に家族を守るための行動ガイド

冬は寒さだけでなく、“強風による災害リスク”が大きく高まる季節です。
特に爆弾低気圧・寒冷前線の通過・冬型気圧配置などが重なると、
停電・飛来物・建物被害・交通トラブル が一気に発生します。

防災士としての経験から言えるのは、
「冬の強風は、甘く見られがちだが被害の出やすい災害」
ということです。

だからこそ、早めの防風対策が重要になります。

■① 冬の強風は“突発的に強まる”のが特徴

冬の風は以下の特徴があり、油断すると危険です。

特に 「気温が低い × 強風」 は、停電につながりやすい組み合わせです。

強風で最も被害を出すのが「飛来物」です。

次のような物は、必ず固定または屋内に入れてください。

特に植木鉢は風に煽られやすく、
割れて破片が飛ぶ → ガラス破損 → 室内が極寒に
という流れが起きます。

冬の強風時は、窓が最も弱点になります。

内窓（二重窓）は、防風・防寒・防音すべてに効果的で、
冬の災害に非常に強くなります。

冬の強風は、屋根の損傷を悪化させやすい時期です。

これらは 強風→雨・雪→屋根漏れ の流れにつながります。

冬前の点検だけで、被害を大幅に抑えられます。

強風時は、外のリスクが増えます。

特に橋の上は、風速が一段と強くなり危険です。

冬 × 強風の組み合わせは、以下の危険があります。

ハンドル操作を取られやすい軽自動車は特に注意。

冬の停電は命に関わります。
強風は電線・変圧器トラブルを起こしやすく、停電の主原因にもなります。

備えておくべきもの：

強風警報が出たら、早めに準備しておきましょう。

冬の強風は、体温が急激に奪われます。

体力のない人ほど、風による体温低下が命の危険につながります。

冬の強風は、台風とは違った危険があります。
寒さ・停電・飛来物・道路状況の悪化など、複合的な被害が起きるため、早めの対策が命を守ります。

ポイントは、

これらを徹底することで、冬の強風災害に強い家庭になります。

結論：
防災士として、冬の防風対策は「寒さ・停電・飛来物」へのセット備えが最も重要だと感じています。強風警報が出たら、命を守る行動に切り替えましょう。