停電・断水・ガス停止。
そんな時に頼りになるのが「カセットコンロ」です。
電気もガスも使えなくても“火を使える”という安心感は、
災害時の生活を支える大きな武器になります。
私は【元消防職員・防災士】として現場に携わる中で、
カセットコンロを備えていた家庭ほど「心と体の温かさ」を保てていたことを何度も実感しました。
💡 なぜカセットコンロが防災に必須なのか
1️⃣ 停電してもすぐ使える
電源不要・着火一瞬。調理・お湯・暖房代わりにも。
2️⃣ 小さくても火力十分(約2,000〜3,000kcal)
お湯を3〜5分で沸かせる性能。
3️⃣ 「温かい食事」がメンタルケアになる
避難所や自宅避難中でも、温かい食べ物は心を癒やす。
4️⃣ インフラが復旧するまでの“つなぎ”に最適
電気・ガスより早く生活再建を支えます。
✅ 防災士がすすめる“カセットコンロ備えリスト”
- カセットコンロ本体(1台)
シンプル構造・耐熱性が高いものを選ぶ。
→ イワタニ製や日本製が信頼性◎。 - ガスボンベ(CB缶)× 6〜12本
1本で約1時間燃焼。
→ 家族4人で3日間使用なら最低6本必要。 - 五徳・風防付きタイプ
屋外でも使える構造なら停電時も安心。 - 耐震ストッパーまたは滑り止めマット
調理中の転倒防止に役立つ。
⚠️ 使用時の注意点
- 屋内で使うときは必ず換気
→ 一酸化炭素中毒防止。 - ボンベの保管は直射日光を避ける
→ 夏場の車内保管は絶対NG。 - ボンベの期限(約7年)をチェック
→ 古い缶はガス漏れ・爆発の危険。
💡 災害時に「火を安全に扱う」ことも防災力の一部です。
🌍 被災地での実例
熊本地震・能登半島地震などでは、
多くの家庭が停電・断水の中で“カセットコンロ”を使って食事を作りました。
「冷えた食事ばかりだった避難所で、
お湯を沸かしてカップ麺を食べられた時、涙が出るほど嬉しかった」
――そんな声が現場から届いています。
温かい食事は、単なる栄養ではなく「心の支援」です。
💬 防災士からのメッセージ
防災の基本は「衣・食・住」。
その中でも“食”を支えるのが火の備えです。
カセットコンロが1台あるだけで、
どんな災害でも「温かいごはん」「安心の一杯」が守れます。
🔋 まとめ:カセットコンロは“家庭のライフラインの代役”
- 電気・ガスが止まっても使える
- ガスボンベは6〜12本を備蓄
- 定期的に点検・試用を
「火を使える=安心を取り戻す力」。
それが、カセットコンロ最大の防災効果です。
【元消防職員・防災士】として、
私は“カセットコンロは災害時の心の灯り”だと伝えたいです。
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