【防災士が解説】冬こそ“防犯ブザー”が必需品になる理由|暗さ・帰り道・災害時…家族を守る冬の安全対策

冬は防災だけでなく 防犯リスクが一気に高まる季節 です。
暗くなる時間が早く、帰宅時間帯はほぼ夜。
人通りが少なく、雪・寒さで周囲の動きにも気づきにくくなります。

そんな冬に絶対に持っておいてほしいのが
「防犯ブザー」 です。

子どもも大人も、高齢者も。
冬は特に“持っているだけ”で安心感が大きく変わります。


■① 冬は“暗さ”で不審者が近づきやすい

冬は17時にはほぼ真っ暗。
子どもの帰宅時間や、仕事帰りの通勤は闇の中になります。

暗くなると…

  • 不審者が近づいても気づきにくい
  • 周囲の人も様子に気づきにくい
  • 声を上げても聞こえづらい

こうした冬の弱点を、防犯ブザーは補ってくれます。

大きな音は 「周囲に知らせる」+「犯人を驚かせる」
この2つの効果が絶大です。


■② 子どもの登下校は冬が一番危険

冬の通学路は危険が増えます。

  • 早朝は暗い
  • 帰宅時も暗い
  • 雨・雪で音が吸収される
  • 学校周りの人が少ない

特に、
女の子の“つきまとい・声かけ”は冬に急増 とされています。

ランドセルやカバンに
すぐ鳴らせる位置に防犯ブザーをつける のが鉄則です。


■③ 高齢者の“転倒・体調悪化”でも役立つ

防犯ブザーは犯罪だけに使うものではありません。

冬は高齢者のリスクが増えます。

  • 転倒して起き上がれない
  • 持病が悪化する
  • 外で動けなくなる
  • 雪道での事故

声が出せなくても ボタン一つで助けを呼べる のは大きな強み。

高齢者の“冬の見守りアイテム”として非常に効果的です。


■④ 災害で“助けを呼ぶ手段”にもなる

冬に停電・断水・地震が重なると、
声が出ない、寒さで動けないなど状況が悪化しやすいです。

防犯ブザーは…

  • 声が届かない場所でも
  • 雪の中でも
  • 家の倒壊・建物内でも

大音量で存在を知らせることができる ため、
“災害時の救助要請”にも使えます。


■⑤ 雪道での「見えない危険」から身を守る

冬は雪・風で見通しが悪くなり、
車もスリップしやすくなります。

歩行者が危険な場面も多く、

  • 車が横から出てくる
  • 曲がり角で接触
  • 雪で車の視界がゼロ

こうした場所では、防犯ブザーの音で
自分の存在を知らせる“安全音”の役割 を果たします。


■⑥ 冬の部活帰り・塾帰りの子どもに必須

とくに子どもの夜道は冬が危険。

  • 塾の帰りが20〜22時
  • 人通りがほとんどない
  • 自転車はライトだけで不十分
  • 寒さで判断力が低下

スマホを持っていても、
いざという時に“操作する余裕”はありません。

防犯ブザーは ワンタッチで最大音量
子どもの命を守る即応性が桁違いです。


■⑦ 大人の通勤でも“身を守る力”がある

大人でも冬は危険が増えます。

  • 駅から家までの暗い道
  • 人がいない住宅街
  • 雪で足音が消える
  • 強風で周囲の音が聞こえない

冬は不審者が“近づきやすい環境”が揃っています。

ブザーを持っておくだけで抑止効果は大きく、
万が一の場合も素早く身を守れます。


■⑧ 小型・軽量・安価だから“家族全員装備”が理想

防犯ブザーの良いところは、

  • 小さい
  • 軽い
  • 1,000円前後で買える
  • 子どもでも使える
  • カバンや服に取り付けられる

という“手軽さ”です。

冬は防災と防犯の両方を意識する季節。
家族全員に1つずつ持たせる のが理想です。


■まとめ|冬は防犯ブザーが命を守る“音の備え”

冬は暗さ・寒さ・人の少なさが重なり、不審者にとって有利な季節です。
そして、雪や寒さで「すぐ助けが呼べない」状況にもなりやすい。

そんな冬の弱点を補うのが、
防犯ブザーという“音の防災アイテム”

私は防災士として、
冬こそ防犯ブザーを“家族全員の標準装備”にしてほしいと考えています。

暗い季節だからこそ、
小さなブザーが大きな安心につながります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました