【防災士が解説】明日“大雪”のときにやるべき③|スマホのフル充電と予備電源の確保は“冬の命綱”

大雪の日は、停電・通信障害・交通マヒ・立ち往生など、
スマホが使えない状況ほど不安になることはありません。

だからこそ、大雪の前日は
「スマホ100%+モバイルバッテリー満充電」
この2つを必ず済ませておくことが、冬の命を守る行動です。


■① 大雪の日は“スマホが使えなくなる条件”が揃っている

冬は気象条件が悪いだけでなく、スマホ環境も不安定になりがちです。

  • 停電で通信設備が停止
  • 充電できない
  • 雪で基地局の電波が不安定
  • 車の立ち往生でバッテリー切れ
  • 長時間の帰宅困難
  • 寒さでスマホの電池が急激に減る

「充電できない状況」で困るのは、大雪特有のリスクです。


■② スマホが使えなくなると“命に関わる”

大雪の日は、スマホが使えないことで以下の危険が一気に高まります。

  • 緊急連絡が取れない
  • 家族との安否確認ができない
  • 交通情報を把握できない
  • ナビが使えず迷う
  • 立ち往生時にSOSが出せない
  • 停電中の情報収集ができない

冬は「スマホ=命を守るツール」です。


■③ モバイルバッテリーは“満タン”で持つ

冬はバッテリーの消耗が早く、いつも以上に電力を使います。

特に大雪の日のスマホ利用は増加します。

  • 電車の運休情報
  • 学校の連絡
  • 交通アプリ
  • SNSでの状況確認
  • 家族との連絡
  • ナビ・気象情報

利用時間が増え、消耗も激しいため、
モバイルバッテリーは必ず満充電が必要です。


■④ ポータブル電源がある家庭は“ここが出番”

ポータブル電源は、冬の停電に最も心強いアイテムです。

  • スマホ
  • タブレット
  • ルーター
  • 小型暖房
  • 照明

家庭用電源が途絶えた時でも、情報源と暖を確保できます。


■⑤ 車のUSB・シガーソケット充電も確認しておく

大雪で立ち往生する可能性がある地域では、車の充電環境の確認も重要。

  • USBポートの動作チェック
  • シガーソケットの充電器
  • 車載用ケーブルの準備

ただし、エンジンをつけっぱなしは
排気口の雪詰まり→一酸化炭素中毒
の危険があるため、状況判断が必要です。


■⑥ スマホは“寒い場所に置くだけで”急速に電池が減る

冬はスマホのバッテリー性能が低下します。

  • 氷点下で電池が急減
  • 車内放置でもバッテリー低下
  • ポケットに入れず手に持つと冷えやすい

冬の外出時はスマホを
内ポケット・カバンの中・胸ポケット
など体温のある場所に入れておくことが大切です。


■⑦ 情報源を確保することで“冷静さ”が保てる

大雪の日は、情報の有無で行動が大きく変わります。

  • 高速道路の通行止め
  • 電車の運休
  • 停電情報
  • 学校の連絡
  • 気象庁の警報
  • 交通アプリの最新状況

スマホが使えるだけで、
「不安 → 冷静な判断」 に変わります。


■⑧ 子ども・高齢者がいる家庭は特に重要

家族全員のスマホが使えることで、以下の安全が確保されます。

  • 連絡がすぐ取れる
  • 迷子・離れた時の安心
  • 送迎の調整
  • 学校対応
  • 通院や福祉サービスの確認

家族の命を守るためにも、前日の充電は必須です。


■まとめ|スマホの充電は“明日の命を守る準備”

大雪の日ほど、スマホが使えるかどうかが安全を左右します。

  • 明日への備え
  • 家族の安心
  • 交通情報の把握
  • 危険の回避
  • 緊急時の連絡手段

結論:
防災士として、大雪前日は「スマホ100%+予備電源満タン」が最優先の命を守る行動だと強く感じています。
冬の災害では、情報と連絡手段が命綱になります。

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