【防災士が解説】防災×冬×サンタ|年末の“油断”が命を危険に?クリスマス時期に気をつけるべき防災ポイント

クリスマスシーズンは、街も家庭も明るく華やかになります。
しかしその反面、冬は 火災・体調不良・交通事故・停電 が最も起きやすい季節。

特にサンタ(クリスマス行事)にまつわる準備やイベントは、
“つい油断が生まれるタイミング” でもあり、事故が多発します。

ここでは、防災士の視点で
「冬×サンタ×防災」で家族を守るためのポイントをまとめます。


■① イルミネーション・装飾による火災リスク

冬の室内装飾は火災の原因になりやすいです。

✔ 古いイルミネーションの断線
✔ 過度な延長コード使用
✔ モール・布製装飾がヒーターに接触
✔ ホコリによるショート

サンタ衣装・赤いマントなども化繊は燃えやすいため注意。

対策

  • ストーブやヒーターの近くに装飾を置かない
  • 延長コードのたこ足配線を避ける
  • 夜寝る前にイルミネーションの電源を必ずオフ

■② 子どもの“深夜のサンタ待ち”で室温が低下し事故に

子どもがサンタを待ち続けて
「薄着で過ごす」→「寒さで体調悪化」
というケースが意外と多いです。

✔ 深夜の冷え込み
✔ 暖房の消し忘れや付け忘れ
✔ 換気不足で空気が悪くなる

対策

  • パジャマの重ね着で防寒
  • 暖房は安全な設定に(ストーブは就寝時NG)
  • 部屋は1時間ごとに換気を意識
  • ホットドリンクを用意

■③ クリスマスケーキ・ごちそうによる“冬の食中毒”

クリスマスの料理は油断しがち。

✔ 生クリームの長時間放置
✔ 鶏肉の加熱不足
✔ 冷蔵庫が満杯で温度が上がる
✔ ケーキの保存温度ミス

冬でもノロウイルス、サルモネラ、カンピロバクターは増えます。

対策

  • 鶏肉は75℃1分以上
  • ケーキや刺し身は室温に置かない
  • 手洗い・調理器具の消毒を徹底

■④ サンタの“プレゼント設置”でケガするパターン

夜中にプレゼントを運ぶとき、
暗い部屋を歩いてつまずく・転倒するのが定番事故です。

特に…
✔ 子どものおもちゃ
✔ コード類
✔ 段差
✔ 階段
は危ないポイント。

対策

  • 足元ライトを使う
  • プレゼントは低い場所にそっと置く
  • 深夜の階段移動は超注意

■⑤ クリスマス会での移動中に“交通事故”が増える

年末は交通量が増えて事故リスクが上昇。

✔ 帰省ラッシュ
✔ 夜間の積雪・凍結
✔ 飲酒運転の増加
✔ 歩行者の視認性低下

「サンタの配送」になぞらえた夜間移動が危険です。

対策

  • 夜道では反射材・ライトを使用
  • 車は冬タイヤを必ず装着
  • 無理な帰省スケジュールは避ける
  • 飲酒運転は絶対禁止

■⑥ クリスマス寒波で起きる“停電”

冬は停電が最も多い季節。

✔ 着雪で電線が切れる
✔ 強風
✔ 大雪による倒木
✔ 寒波による需要急増

停電するとサンタ行事どころではなく、
暖房停止で命に関わる状況になります。

対策

  • モバイルバッテリーを充電
  • カイロ・ブランケットを準備
  • 夜はまとめて過ごし体温を保つ
  • 冬の備蓄は“通常より1.5倍”が安全

■⑦ サンタ衣装による“転倒・視界不良”

可愛いサンタ衣装は意外と危険。

✔ 裾が長い → つまずく
✔ 帽子で視界が狭くなる
✔ 屋内で滑りやすいブーツ
✔ 自転車・車の運転は危険

対策

  • 子どもは短い裾の衣装を選ぶ
  • 大人の屋外移動は普段の服装で
  • 夜間は反射材を追加

■まとめ|冬×サンタは“楽しいけど危険も潜む”

✔ 冬は火災・停電・交通事故が多発
✔ イルミネーションの火災に注意
✔ 子どもの深夜行動は冷えに弱い
✔ 食中毒にも要注意
✔ 夜間の移動は特に危険
✔ 衣装での視界不良や転倒に注意

結論:
「楽しい時間ほど、油断しやすい」。 クリスマスを安全に過ごすには、冬の防災を強化することが何より大事。

防災士としての経験からも、
年末イベントでの事故は「ほんの少しの注意」で確実に減らせます。
家族で過ごす大切な日のためにも、
暖かく・安全に・安心して楽しめる環境を整えておいてくださいね。

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