災害時、最も大切なのは 水・食料。
どんなに家が無事でも、
食べ物がなければ生活は完全に止まる という現実があります。
私は【元消防職員・防災士】として避難所運営にも関わってきましたが、
食料を備えていた家庭と備えていなかった家庭では、
災害時の安心感・行動力・体調がまったく違います。
食料備蓄は“命のインフラ”です。
💡 なぜ食料備蓄は必要なのか?
- コンビニ・スーパーはすぐ品切れ
- 配送トラックが止まる
- 道路寸断で物流が途絶える
- 避難所の食料支給は遅い
- アレルギーや幼児食はすぐには届かない
災害初日は「助け合い」より、
まず “自分の家の食料だけが頼り” になります。
✅ 防災士がすすめる“最強の食料備蓄ステップ”
■ ① まずは3日分(最低ライン)
- パックごはん
- カップ麺
- レトルトカレー
- パン缶
- 栄養補助食品
👉 「とりあえず生き残る」ための最低量。
■ ② つぎに7日分(理想ライン)
- レトルトおかず
- 缶詰(魚・肉・フルーツ)
- ソフトパン
- クラッカー
- フリーズドライ味噌汁
👉 発災3日後は“自宅待機が長期化”しやすい。
■ ③ 目標は14日分(本当に安心できるライン)
- お米(無洗米)
- カセットコンロ+ガス
- 非常用フード(アルファ米)
- 麺類(うどん・パスタ)
- 常備野菜(玉ねぎ・じゃがいも)
👉 地震や大規模な水害では14日備蓄が現実的。
政府も推奨する「2週間の自宅避難」が基準。
🍱 備蓄の“黄金ルール”=ローリングストック
- 多めに買う
- 賞味期限の近いものを日常で食べる
- 食べた分を買い足す
これを繰り返すだけで、“期限切れゼロの防災食料庫”になる。
🍳 調理いらず・水いらずの非常食
- カロリーメイト
- ソイジョイ
- 缶パン
- ミニようかん
- パウチゼリー
疲れた時ほど“甘いもの”が心と体の命綱になる。
🚼 子ども・高齢者のための追加分
- 離乳食・幼児食
- アレルギー対応食品
- とろみ材
- 高カロリーゼリー
- 経口補水液
災害時は“特別食”がすぐには手に入りません。
⚠️ 食料備蓄でよくある失敗例
× 大量に買って賞味期限切れ
× 水がなくて調理できない
× 家族の好き嫌いを考えていない
× ガスやカセットボンベを忘れる
× 1人あたりの量が足りない
👉 特に多いのは「パックご飯はあるけど水とガスがない」問題。
🌍 現場で実際にあった事例
- 初日の避難所は水も食料も不足
- 高齢者が食べられる食事がない
- 子どものアレルギー食が手に入らない
- 配布まで数時間〜半日待ち
- 温かい食べ物がなく体調不良続出
食料備蓄がある家庭ほど、災害時に“圧倒的に強い”。
💬 防災士からのメッセージ
食料備蓄は、簡単で、確実で、すぐできる。
そして、
“備えている家庭だけが平常心を保てる” これが現場の真実です。
あなたの家が、
今日から「強い家」になる最短の方法が、食の備蓄です。
🔋 まとめ:食料備蓄は“命を守る家庭のセーフティネット”
- 3日 → 7日 → 14日を目標に
- 調理不要の食品を必ず入れる
- 子ども・高齢者の専用食も準備
- ガス・水もセットで考える
- ローリングストックでムダなし
備蓄がある家は、災害に負けない。
【元消防職員・防災士】として、
私は“食料の備えは家族への最大の愛情”だと伝えたいです。
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