冬の災害は 「情報が命を守る」季節 です。
✔ 大雪で道路が機能停止
✔ 停電でテレビがつかない
✔ スマホの電池が激減
✔ 交通情報が刻々と変化
そんな時、最も役立つのが SNSによるリアルタイム情報。
しかし同時に、
「嘘情報」「デマ」「煽り」「誤誘導」
も急増するため、正しい使い方を知らないと逆に危険です。
防災士として、冬にSNSを安全かつ有効に使うための方法をまとめます。
■① 冬の災害はSNSの“リアルタイム性”が最強の武器
冬は状況が一気に変わります。
- 10分で積雪10cm増える
- 1台のスタックで大渋滞
- 枝折れで電線断裂 → 停電
- 強風で列車・高速が突然ストップ
これらの情報は、
テレビ・ラジオより SNSの方が圧倒的に早い。
特に有益なのは
✔ X(旧Twitter)
✔ Instagram(ストーリーズ)
✔ LINEオープンチャット
✔ Yahoo防災アプリの投稿機能
“現場の声”は一番の危険予測になります。
■② SNSは“公式アカウントを見る”のが基本
災害時はまず公式情報から。
✔ 気象庁
✔ 国土交通省(道路・河川)
✔ 各自治体の防災アカウント
✔ 警察・消防
✔ 鉄道会社
✔ 高速道路会社
✔ 電力会社・ガス会社
公式アカウントは
誤情報ゼロ・更新が速い・信頼度MAX。
特に冬は交通障害が多いため、
鉄道会社や高速道路の発信が命綱になります。
■③ 一般ユーザーの投稿は“現地のリアル”が手に入る
一般ユーザーのSNS投稿は、
- 積雪量のリアル写真
- 事故現場
- 渋滞状況
- 停電の有無
- 倒木・道路閉鎖の瞬間
- スリップ事故の動画
これら“現場の実態”が最速でわかります。
ただし大事なのはここ👇
「位置情報が明確」「写真つき」だけ信じる。
文章だけの投稿は誤情報が多いです。
■④ SNSは“デマ”が大量発生する。特に冬は危険
以下のようなデマが毎年出回ります。
❌「○○県の○○大橋が崩落したらしい」
❌「高速全線で車が動けない!避難して!」
❌「停電は3日続くと役所の人が言ってた」
❌「雪が毒性を持っている」
❌「被災者を助けますDMください」→詐欺
冬は混乱が激しいため、
デマを信じる人が多く、
SNSパニックが災害を悪化させます。
🔻見極め方
- 公式情報にない → デマ
- 情報源不明 → デマ
- 文末に感情表現が多い → デマ
- 他の投稿と整合性がない → デマ
- 写真が古い・他地域のもの → デマ
■⑤ SNSは“家族の安否確認”にも使える
停電や回線混雑で電話が繋がらないとき、SNSは命を助けます。
✔ DMでメッセージ
✔ LINEで位置情報共有
✔ Xで「安否確認タグ」を利用
✔ 家族グループで状況共有
✔ ストーリーズで一斉発信
特に冬は移動が危険なため、
SNSで無駄な外出を避ける判断ができる のが大きなメリット。
■⑥ スマホ電池を節約しながらSNSを使う方法
冬はスマホが一気に冷えて電池が消耗します。
✔ 低電力モード
✔ 画面明るさを最小
✔ 5G → 4Gへ変更
✔ 通知は必要最低限
✔ アプリ起動しっぱなしを避ける
✔ スマホは内ポケットで保温
S NSを見るだけで20〜30%電池が減ることもあるため、
節電しながら使うことが命を守ります。
■⑦ SNS投稿で自分や家族を危険にしないために
災害時のSNS投稿にはリスクがあります。
❌ 自宅の住所がバレる
❌ 子どもの顔が写る
❌ 留守がわかり空き巣の標的になる
❌ 避難中の位置情報が漏れる
投稿は
「写真の位置情報OFF」
にしておくことが必須。
また
✔ 現場写真は慎重に
✔ 個人情報は絶対に載せない
✔ 生中継は避ける
命を守るためのSNSは「見る」中心で十分です。
■⑧ SNS+防災アプリの併用が最強
SNSだけだと偏るため、アプリと併用が最強。
✔ Yahoo防災
✔ 気象庁アプリ
✔ NHKニュース防災
✔ 各自治体防災アプリ
✔ 国交省「川の防災情報」
✔ NEXCOアプリ(高速道路)
公式とSNSの“二刀流”で、情報の精度が劇的に上がります。
■まとめ|冬のSNSは命を守る道具になる
✔ 冬は災害情報がSNSに最速で集まる
✔ 公式情報+現場のリアルが危険回避の鍵
✔ デマが多いので「情報源」を必ず確認
✔ スマホ電池管理が最重要
✔ 投稿時は個人情報流出に注意
✔ SNSは外出判断・家族の安否確認に役立つ
結論:
冬こそSNSは“正しく使えば命を守る最強ツール”。 ただし、デマと危険投稿には最大限の注意が必要です。
防災士として、SNSは「情報収集が第一、発信は慎重に」を強く推奨します。

コメント