冬の災害は、雪・風・寒さの影響で
スマホが使えない状況が一気に増える季節です。
・停電
・基地局の凍結
・電線着雪による断線
・通信障害
・バッテリー低下
こうした状況では、
「ラジオ」が命を守る“最後の情報手段”になります。
災害現場で活動してきた防災士として、
冬こそラジオが必須である理由と選び方を解説します。
■① 冬はスマホが最も使えなくなる季節
冬災害はスマホの弱点が一気に表面化します。
【代表的なトラブル】
- 氷点下でバッテリーが急激に減る
- 吹雪で電波が弱まる
- 停電で基地局が止まる
- 家全体の電気が落ちて充電不可
- 通信制限や混雑で“繋がらない”
特に大雪・停電時は、
SNSもLINEも地図も使えなくなるケースが多発。
→ だからこそ、「電波が不要」のラジオが必要になります。
■② ラジオが冬災害に強い理由
ラジオは “電気・電波・ネットワーク不要の情報源”。
✔ 電池で動く
スマホのように寒さで電源落ちが起きにくい。
✔ 電波障害でも受信しやすい
AM/FMともに強力。
✔ 災害時の公式情報が最速
避難所開設、雪崩警報、停電情報、断水情報など
最も早い媒体の1つです。
✔ 多くの人が同時に使える
通信の混雑に左右されません。
停電の深夜も、吹雪の時も、
ラジオだけは裏切りません。
■③ 冬にラジオが必要な「具体的なシーン」
冬の現場では、ラジオが命に直結するケースを何度も見ました。
● 停電でスマホが1％
→ ラジオで避難情報を取得し、雪中で迷わず避難。
● 大雪で車が立ち往生
→ 交通情報・除雪情報で命を守れた例多数。
● 深夜の停電
→ 気温急低下の中、暖房停止。ラジオで避難所開設を知る。
● 山間部の集落
→ スマホ圏外でもラジオは受信できる地域が多い。
■④ 冬に備えるラジオの種類
防災士としておすすめするラジオの選び方はこちら。
◎① 電池式ラジオ（最強）
・寒さに強く、最も信頼性が高い
・単3・単4で動く
・長期保管でも安心
◎② 手回しラジオ（サブとして）
・発電できるのがメリット
・ただし「回す体力」が必要、冬の屋外では不向き
◎③ ソーラーラジオ（晴天時のみ動作）
冬は太陽光が弱く、単体では頼れません。
◎④ スマホラジオアプリ（補助用）
停電時は電池消耗が激しいため、
あくまで “第2の手段” として利用。
■⑤ 冬災害に強いラジオの選び方
✔ 電池式（単3・単4対応）
必須。
✔ LEDライト付き
停電・室内避難に超便利。
✔ 小型・軽量
持ち運びやすく避難向け。
✔ AM・FM両対応
天気・交通・緊急放送が広く受け取れる。
■⑥ ラジオと一緒に備えるべきもの
冬災害では、ラジオ単体より
“ラジオ＋バッテリー・電池”が最強。
- 予備単3電池×12本
- 予備単4電池×12本
- モバイルバッテリー
- 小型LEDライト
- カイロ（避難時の手の冷え対策）
■⑦ ラジオで収集すべき冬の重要情報
冬は、命に関わる情報が一気に増えます。
- 停電復旧見込み
- 断水情報
- 高速道路の通行止め
- JR・私鉄の運行状況
- 雪崩警報
- 除雪作業の進捗
- 避難所開設
- 吹雪の警報
- 気温低下の予測
これらがラジオでリアルタイムに得られます。
■まとめ｜冬の防災は“ラジオの有無”が安全を分ける
✔ 冬はスマホが最も使えなくなる季節
✔ 停電・断線・通信障害が同時に起こる
✔ ラジオは電波不要・電池で動く最強手段
✔ 交通・停電・雪崩など“命に直結する情報”が早い
✔ 夜間の避難や寒さ対策にも必須
結論：
「冬の非常持ち出し袋には、必ずラジオを入れてください。」
防災士として何度も現場を経験してきましたが、
ラジオが命を救ったケースを何度も見てきました。
あなたの“冬の防災力”は、ラジオで確実に強くなります。
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