災害の際や車中避難を考えるとき、普通の車とは別に「キャンピングカー」や「車中泊仕様車」を選ぶ人も増えています。
しかし、単に「ベッドがある」だけでは不十分です。
防災士として、そして自治体の防災担当者として、
災害時にも安心して使えるキャンピングカーを選ぶためのポイントを分かりやすくまとめます。
✅ なぜキャンピングカーを選ぶのか?
- 避難所が満員・入れない可能性があるときの「安全な選択肢」になる
- 車中泊が可能なら、駐車場や高台でも自宅の臨時版として機能
- 家具・備蓄品をそのまま車内に備えることで「持ち出し」時間を短縮できる
- 災害時、移動手段&避難場所兼用として活用できる
✅ 選び方の重要ポイント
✅① 車両サイズと駐車・移動のしやすさ
- 普段通う道・住宅街でも駐車できるサイズが理想
- 大型は快適ですが、狭い道・駐車スペースで苦労することがあります
チェックすべき:道幅、車庫、駐車場、車検コスト
✅② ベッド・寝泊まりスペースの質
- ただ寝るスペースがあるだけでなく、「冬・夏・停電」でも使える断熱・換気があるか
- 高齢者・子どもがいるなら、寝返り・移動が楽なレイアウトが望ましい
✅③ 電源・照明・暖房・換気設備
- 災害時は停電・断水・寒さが襲います → サブバッテリー・ソーラー・外部電源対応がある車種が安心
- 冬場の車中泊対応ヒーター、断熱性能、換気機能の有無をチェック
(日本でも「冬用パーキングヒーター付き」のモデルがある)
✅④ 簡易キッチン・調理設備
- ガス・カセットコンロ対応なら、停電時の調理にも使える
- シンク・給水・排水設備があると自宅避難化が進む
- 日本では「車内冷蔵庫付き」「キッチンセット付き」モデルも増えている
✅⑤ メンテナンス・燃費・維持コスト
- キャンピングカーは維持費が普通車より高くなる可能性あり
- 燃料消費・保険・車検・駐車場代を事前に確認
- 災害用途だけなら「必要機能を絞った軽キャンパー」も選択肢
✅⑥ 車内収納・備蓄スペースの確保
- 災害用品(非常食・水・ライト・トイレ用品)を元から積める設計が理想
- どこに何を入れるかを定位置化しておくことで「持ち出し」時間を短縮
✅ 防災視点での追加チェック項目
- 車庫または駐車場が 浸水しやすい場所ではないか(避ける)
- 雪・凍結のリスクがある地域なら 冬タイヤ・チェーン装備
- 車中泊時の安全確保(換気・暖房・トイレ)
- 家族の避難の導線として使えるか(子ども・高齢者・ペット)
- 発電機・モバイルバッテリー・ライト・簡易トイレの車載化
✅ 実際に選ぶときのステップ
- 利用目的を明確に:日常利用中心か、避難兼用か
- 予算を決める:新車か中古か、維持コストまで考える
- 使用環境想定:自宅の駐車場、避難ルート、地域の災害リスク
- 必須項目を確認:ベッド・電源・暖房・キッチン・収納
- 試乗・見学:狭い道・駐車場を自分で走って確認
- 保険・車検・税金・駐車場など維持費を把握
- 車載備蓄品を決め、スムーズに「そのまま避難できる」体制を整える
✅ まとめ
キャンピングカー選びは“遊び用”だけでなく、防災用の“動く避難所”としての視点も重要です。
- 車が避難場所になる
- 普段から備として働く
- 災害時に家族の命を守る道具になる
「どのモデルがいいか?」「予算200万円で探すなら?」
「中古で避難車として使うための条件は?」
など質問があれば、コメントください。
次の更新も、防災士視点でわかりやすくお届けします。

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