冬の室内を一気に冷やす原因のトップが 隙間風(すきま風)。
暖房をつけていても「足元が寒い」「部屋が温まらない」のは、外の冷気が家の中に入り込んでいるからです。
しかも、隙間風は 停電時の低体温リスク を大きく高めるため、防災の観点でも非常に重要な対策になります。
この記事では、
“今日すぐできる隙間風ストップ術” を、防災士としてわかりやすく解説します。
■① 隙間風がもたらす危険性
隙間風は、単なる不快感にとどまりません。
- 室温を 2〜7℃ も下げる
- 足元の冷え → 低体温リスク
- 暖房代が 20〜30%増加
- 災害・停電時に体温保持できない
- 高齢者のヒートショックリスク上昇
防災の観点でも “最優先で対策すべき場所” です。
■② 隙間風の侵入ポイントは家の“8か所”
隙間風は家のあらゆる場所から入ります。
- 玄関ドア
- サッシ窓
- 窓枠の上下
- 床と壁の境目
- 配管の穴
- 換気扇の逆流
- 押し入れ・クローゼット
- 扉の下の隙間
特に 玄関・窓・床 の3つが、冷気侵入の8割を占めます。
■③ 最も効果が高い“玄関の隙間風ストップ”
玄関は家の中で最も冷えやすく、隙間風の大本。
●対策ベスト3
- ドア下用“隙間風ストッパー”を貼る
- 玄関マットを厚手にする
- カーテンで玄関を仕切る(100均で可能)
玄関の冷気は廊下を通ってリビングへ侵入するため、
ここを塞ぐだけで体感温度が一気に変わります。
■④ 窓の隙間風を止める方法(効果大)
窓際は冬の冷気の通り道です。
- サッシの隙間に「すきまテープ」
- 窓枠を“目張り”する
- プチプチや断熱フィルムを貼る
- カーテンを二重化(最強)
- カーテンの裾が床につく長さに変更
特に すきまテープ+二重カーテン の組み合わせが最強。
■⑤ 床からの隙間風は“足冷え”の原因
床からの隙間風対策は、体温維持に直結。
- コルクマット
- ジョイントマット
- 厚手ラグ
- 床用すきまテープ
特に賃貸では 敷くだけでOK の対策が最善です。
■⑥ 100円ショップでできる“最速の隙間風対策”
全部100均で揃います。
- すきまテープ
- ドア下ストッパー
- 隙間ふさぎテープ
- 断熱シート
- プチプチ(窓用)
- ドア隙間ロール
500円で“寒さの質”が変わります。
■⑦ 停電時にも隙間風対策は効果大
停電すると暖房が使えないため、
室温は1時間で 3〜5℃ 下がることがあります。
隙間風を止めると…
- 室温低下が遅くなる
- 体温保持がしやすい
- 1部屋避難の効果アップ
- 子ども・高齢者の寒さリスク低減
防災力が大きく向上します。
■⑧ 隙間風を放置するとどうなる?
- 暖房費の無駄
- 朝の冷え込みが激しい
- 風邪・体調不良
- 結露の悪化
- カビ発生
- 災害時の低体温リスク増大
放置はデメリットしかありません。
■まとめ|隙間風対策は“冬の最強防災”
隙間風を止めるだけで、
- 室温が上がる
- 暖房費が下がる
- 停電時の体温保持に有効
- 冬の健康リスクが減る
費用も手間も少なく、効果は抜群。
結論:
隙間風ストップは、冬の防災で最もコスパが高い命を守る対策。
防災士として、必ず取り入れてほしいと強く感じています。

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