2025年、環境省の通知を受けて全国の自治体がモバイルバッテリの回収方法を一気に見直しました。
しかし、自治体ごとに対応がバラバラで「超ラクな地域」「持ち込み必須の地域」など差が大きいのが現実です。
ここでは、防災士として押さえておきたい“自治体ルールの最新比較”を紹介します。
■① 綾瀬市(神奈川県)|持ち込み30秒で完了の最強クラス
綾瀬市リサイクルプラザは、バッテリ回収が圧倒的にスムーズです。
・膨張バッテリでも持ち込みOK
・身分証確認のみ
・30秒以内で完了
・全種類のごみを柔軟に受け付ける万能施設
ただし 個人のみ対象。大量持ち込みは“事業者扱い”と見なされる可能性があるため注意。
■② 大和市(神奈川県)|膨張バッテリでも「燃やせないごみ」でOKという異例の対応
全国屈指の“ラクすぎる自治体”。
・膨張バッテリ:絶縁処理後に「燃やせないごみ」
・一般家庭ならそのまま出してよい
・大掃除で一気に片付く
これは全国的にも珍しい“大胆なルール”。
同じ県内でも綾瀬市と大きく違う点が興味深い。
■③ 横浜市|2025年12月より分類が大きく改善
横浜市は段階的にルールを整備し、2025年12月にさらに使いやすくなりました。
・異常なしのバッテリ → 乾電池と同じ扱い
・バッテリ内蔵小型家電 →「燃やすごみ」で出せる
(ただし別袋に分ける必要あり)
・破損・膨張バッテリ → 区ごとの“資源循環局事務所”へ持ち込み
既に回収ボックスが多く、市民が利用しやすい仕組みが整っています。
■④ 2025年は「自治体検索が最も早く正解にたどり着く」時代へ
自治体ごとの差が大きいため、
最速で正確な方法を知るには 「モバイルバッテリ 〇〇市」 で検索するのが最適。
環境省の通知以降、多くの自治体が新ルールに対応し始めています。
■⑤ 将来的には「ごみの日に出すだけ」も当たり前になる
2025年の動きを見る限り、今後は以下の流れが加速する可能性があります。
・バッテリの自治体回収の統一
・一般ごみとして出せる地域の拡大
・回収ボックスの増設
・小型家電の一括回収の強化
住民負担は確実に軽くなり、処分の安全性は高まっていくはずです。
■まとめ|地域差を理解して“最も安全な方法”を選ぶ
モバイルバッテリの回収は2025年に大きく前進しましたが、自治体ごとに運用は異なります。
最も大切なのは「自分の地域のルールを必ず確認すること」です。
膨張品・破損品はメーカー回収または自治体の持ち込みが最も安全。
正常なバッテリは自治体ルールに沿って正しく処分しましょう。
結論:
バッテリ処分は“自治体ルールの確認+膨張品は絶対に持ち込み”が命を守るコア対策です。
防災士として言いますが、膨張バッテリは衝撃や圧力で爆発する可能性があります。
年末の大掃除の今こそ、安全に処分して、家庭の火災リスクをゼロにしてください。

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