消防防災ブログ

災害は、個人だけで立ち向かうものではありません。地域全体の結束が強いほど、被害を最小限にできます。「他者貢献 × 地域」という視点で見ると、普段の小さな行動が、災害時には大きな命を守る力に変わります。ここでは防災士として、地域での他者貢献が...

応急手当は、誰にでもできて、誰かの命を救える行動です。普段は意識しなくても、いざという時に「すぐ動ける人」がいる地域は、確実に助かる命が増えます。元消防職員として、応急手当がなぜ他者貢献の中でも特に重要なのか。そして、地域の防災力をどう高め...

災害時、高齢者は最も被害を受けやすい層のひとつです。行動スピード・判断力・体力・持病など、さまざまな要因から避難が遅れやすく、支援を必要とする割合も非常に高くなります。そんな高齢者を助ける行動は、地域全体の安全性を押し上げる“他者貢献の最た...

災害時、最も弱い立場にあるのは“子ども”です。判断力・体力・行動スピードのすべてが大人より遅く、不安を言葉にできない場合も多くあります。そんな子どもを守る行動は、実は 地域全体にとっての他者貢献 でもあります。今回は、防災士の視点から「災害...

避難所は「助かるための場所」であると同時に、“他者貢献が最も発揮される場” でもあります。同じ空間で、地域の人・初対面の人・災害に不安を抱えた人が集まるため、ちょっとした行動だけで避難所全体の雰囲気が大きく変わります。今回は、防災士として現...

災害が起きたとき、私たちの避難判断は「自分が助かるかどうか」だけでなく、誰かの命を救う行動にも直結 しています。避難は“個人の行動”と思われがちですが、実際は 地域・コミュニティ全体の命に影響を及ぼす行為 です。ここでは防災士として、“他者...

日本は地震・水害・火災・噴火・豪雪・土砂崩れなど、世界的に見ても災害リスクが極めて高い国です。その中核を担うのが緊急消防援助隊（緊援隊）。今後の災害はより大規模化・複合化すると予測され、緊援隊にはさらなる進化が求められています。ここでは防災...

緊急消防援助隊（緊援隊）の活動は、通常業務とは比べ物にならない過酷さがあります。そのため、若手消防士のうちに「災害現場で通用する基礎力」 を磨いておくことが極めて重要です。ここでは元消防職員として、“若手が必ず身につけるべき力”を8つに整理...

緊急消防援助隊（緊援隊）の現場は、地震・水害・火災・孤立・長期活動など、通常業務とは比較にならないほど過酷です。その中で「本当に役立つスキル」は、教科書だけでは身につきません。ここでは元消防職員として、現場で強く実感した“本当に必要なスキル...

風水害で最も多い死因は、「避難の遅れ」 によるものです。行政は情報を発信し、ハザードマップも整備され、避難所も開設されています。それでも犠牲者が出るのは、住民の避難行動が遅れる構造的な問題 が存在するからです。ここでは防災士として、風水害対...