消防学校の初任科に入校すると、生活は一気に「訓練中心」になります。体力的にも精神的にも負荷が上がり、自由時間が減るため、「趣味はしばらく無理かも」と感じる人は多いです。
ただ、趣味を完全に手放す必要はありません。むしろ、上手に続けられるとストレスが抜け、睡眠や回復が整い、結果的に訓練の質も上がります。この記事では、初任科入校中でも趣味を継続するための現実的な考え方と工夫を整理します。
■① 結論:趣味は「量を減らせば」継続できる
初任科の期間中に趣味を続けられるかは、趣味の内容よりも「量の調整」ができるかで決まります。今まで通りの時間は確保しにくいですが、ゼロにする必要はありません。
ポイントは、趣味を“週1の大イベント”にしないことです。負担が大きい趣味ほど続かないので、短時間・小分けにできる形に変えると継続できます。
■② 趣味を続けるメリットは「メンタル回復」と「判断の安定」
初任科は、緊張と疲労で判断が荒れやすくなります。そういう時期に趣味があると、頭の切り替えができて、感情の波が小さくなります。
趣味の価値は娯楽だけではありません。
・ストレスの排出
・睡眠の質の改善
・翌日の集中力の回復
結果的に、叱責や失敗への耐性も上がります。趣味は「弱さ」ではなく、回復のための装備です。
■③ 継続の鍵は「時間」より「ルール」を先に決めること
初任科中は、気分で趣味をやろうとすると続きません。続けたいなら、先にルールを決めます。
・平日はやらない/やるなら10分だけ
・休日の午前だけ/夜だけ
・疲労が強い日は休む
・睡眠を削ってまでやらない
趣味は回復のためにあるので、睡眠を削る形になった瞬間に逆効果になります。続けるためには、優先順位を崩さないルールが必要です。
■④ 趣味のタイプ別:続けやすい形に「変形」する
初任科中に続けやすいのは、短時間で完結できる趣味です。逆に、移動や準備が重い趣味は工夫が必要です。
・読書/音楽/映画:細切れでOK、疲労時にも向く
・筋トレ/ラン:訓練と被るため、やり過ぎ注意(怪我リスク)
・ゲーム:時間が溶けやすいので制限必須
・釣り/登山/キャンプ:休日に“軽量化”して回数を減らす
「やめる」ではなく「形を変える」と継続できます。
■⑤ 趣味が続かない原因は「罪悪感」と「比較」
趣味を続けようとすると、周りと比較して罪悪感が出ることがあります。
・自分だけ楽をしている気がする
・周りは頑張っているのに…
ただ、初任科で大事なのは短期の根性ではなく、最後まで崩れずに完走することです。回復を確保できる人ほど安定して伸びます。趣味は逃げではなく、継続のための整備です。
■⑥ 逆に危ないのは「趣味で回復」ではなく「趣味で消耗」すること
趣味が回復にならず消耗になるケースがあります。
・睡眠を削る
・夜更かしが続く
・課金や浪費が増える
・休日に動き過ぎて疲労が抜けない
これが起きると、訓練の質が落ち、メンタルも崩れやすくなります。趣味は「翌日が楽になるか」を基準に選ぶと失敗しにくいです。
■⑦(一次情報)災害現場で感じた「回復できる人」が強い理由
災害対応の現場では、長時間の緊張が続きます。被災地では疲労が溜まるほど判断が荒くなり、ミスが増え、言葉も強くなりがちでした。
そこで差が出たのは、気合いの強さではなく、短時間でも回復できる習慣を持つ人でした。食べる、眠る、頭を切り替える。これができる人ほど、翌日の判断が安定します。初任科も同じで、回復の設計ができる人は最後まで伸びます。
■⑧ まとめて言うと「趣味は捨てずに、縮めて、守る」
初任科中の趣味は、ゼロにしなくていいです。ただし、縮めて守ることが条件です。
・短時間で終わる形にする
・睡眠と回復を最優先
・罪悪感を持たず、完走のための整備と考える
この発想に切り替えると、趣味は“足を引っ張るもの”ではなく“支えるもの”になります。
■まとめ|初任科入校中でも趣味は継続できる。鍵は「量を減らして回復に使う」こと
消防学校初任科入校中でも趣味は継続できます。ただし、今まで通りは難しいので、量を減らし、短時間で回復につながる形に変えるのがコツです。睡眠を削らず、ルールを決め、罪悪感ではなく完走のための整備として趣味を位置づけると、結果的に訓練の質も上がります。
結論:
初任科中でも趣味は続けられます。続けるコツは「趣味を縮めて、回復の道具として使う」ことです。
元消防職員として現場や災害対応を見てきた実感として、強い人は気合いで押し切る人ではなく、短時間でも回復して判断を安定させられる人でした。趣味を上手に残すことは、あなたの未来につながる強さになります。

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