【元消防職員・防災士が解説】避難所でのエコノミークラス症候群対策|“座りっぱなし”が命を奪うことがある

避難所や車内での避難生活では、

「長時間座ったまま」「足を動かさない」状態が続き、

エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症) が発生することがあります。

これは、足にできた血栓(血の塊)が、

肺に流れて詰まることで起こる命の危険な病気です。

実際、災害時の避難では

この症状で亡くなった方もいます。

避難所で命を守るための対策をまとめます。

◆ ① 座りっぱなしを避ける

危険なのは、座り続けること。

たった数時間でも血流が悪くなります。

✅ 1時間に1回は立ち上がる

✅ ストレッチをする

✅ 可能なら外を歩く

少し動くだけで予防効果があります。

◆ ② ふくらはぎを動かす

血液を心臓へ戻すポンプの役割をしているのが「ふくらはぎ」。

✅ つま先立ちをする

✅ 足首をぐるぐる回す

✅ かかとを上下に動かす

✅ 座ったままでOK

目立たず、場所をとらず、誰でもできる方法です。

◆ ③ 水分をしっかり取る

避難中は水を控える人が多く、

血液が濃くなることで血栓ができやすくなります。

✅ こまめに水やお茶を飲む

✅ トイレを我慢して水分を減らさない

✅ スポーツドリンクも有効

「トイレに行きたくないから」が命を危険にします。

◆ ④ 寝る時は足を伸ばして休む

車中泊や椅子に座ったまま寝ると、

足の血流が滞りやすくなります。

✅ 横になれるスペースがあれば横になる

✅ 毛布や荷物を枕にして仰向け

✅ 足を組まず、まっすぐの姿勢で寝る

眠る姿勢はとても重要です。

◆ ⑤ 厚い靴下・締め付けの強い衣類に注意

・きつすぎる靴下

・ウエストや足を締め付ける服

これらは血流を悪くします。

✅ 圧迫しない衣類

✅ 緩められる服装

✅ 靴下は締め付けすぎないもの

小さな工夫が予防につながります。

◆ ⑥ 高齢者・持病がある人は特に注意

・高血圧

・糖尿病

・心臓病

・妊娠中

これらに当てはまる人は、

血栓ができやすい体質になることがあります。

✅ こまめな水分

✅ 足の運動

✅ 横になって休む

✅ 体調の変化をすぐ相談

心配なときは、医療スタッフに声をかけてください。

◆ ⑦ 「車中泊」でのエコノミー症候群が多い理由

・足が伸ばせない

・寒くて動かない

・水分を控える

・長時間同じ姿勢

車で避難する人は、特に要注意。

✅ 必ず外に出て伸びる時間を作る

✅ 定期的に水分補給

✅ できれば、避難所の体育館などで横になる

避難場所を変えられるだけで、リスクは大きく下がります。

◆ まとめ

避難中のエコノミークラス症候群は、

「誰にでも起こりうる命の危険」です。

だからこそ、

✅ 座りっぱなしを避ける

✅ 足を動かす

✅ 水分を取る

✅ 横になる

✅ 締め付けの強い服を避ける

避難所の中でできる、簡単な行動で予防できます。

命を守るために、

あなた自身と、周りの人に声をかけてください。

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