冬に使いきれずに残った灯油──
「来年も使える?」
「劣化した灯油はどう捨てる?」
「流しに捨てるのはダメ?」
こうした疑問は毎年多く寄せられます。
結論から言うと、
灯油は“劣化する”危険物であり、家庭での処分方法には厳しいルールがあります。
この記事では、防災士の視点から
古い灯油の安全な処分方法と、絶対にやってはいけない行動 をまとめます。
■ ① 古い灯油は「使わない」が原則
灯油は時間とともに
・酸化
・変色
・不純物の混入
が起こり、
ストーブやファンヒーターの故障・発火の原因になります。
● 使用期限の目安
・冬期の残り:翌シーズンは使わないのが安全
・夏を越えた灯油:確実に劣化(使用NG)
■ ② 絶対にやってはいけない灯油の捨て方
● ① 排水口・トイレ・風呂に流す
→ 法律違反(下水道損傷)+爆発・火災の危険
● ② 庭や土にまく
→ 土壌汚染、悪臭、近所トラブル。
● ③ ゴミ袋に吸わせて捨てる
→ 発火の危険大。
● ④ そのまま保管し続ける
→ 揮発ガスが溜まり、火災・爆発リスク。
■ ③ 正しい灯油の処分方法(3パターン)
■ 方法①:ガソリンスタンドに持ち込む(最も確実)
多くのガソリンスタンドでは
“廃油処理”として古い灯油を引き取ってくれます。
● 手順
- しっかり締まるポリ容器に移す
- ガソリンスタンドで「廃灯油を処分したい」と伝える
- 100〜300円程度の処理料で引き取り
※スタンドによっては不可の店舗あり → 電話確認が確実。
■ 方法②:自治体の“危険物回収” に出す
自治体によっては
年数回、危険物の回収日を設けており、
灯油も引き取ってくれる場合があります。
● 調べ方
・「市名+廃油 回収」
・「市名+灯油 処分」
で公式サイトを確認。
■ 方法③:灯油販売店(燃料店)での処分
燃料店(灯油を配達している業者)は、
古い灯油の処分を受けつけている場合があります。
● メリット
・量が多くても処分してもらえる
・業者なので安心
・自宅まで引き取りに来てくれる場合もある
■ ④ 灯油ポリタンクは“劣化する”ので注意
灯油だけでなく
容器も日光・熱で劣化します。
● 使用目安
・ポリタンクの寿命:5年
・色が変色してきたら交換
タンクの劣化は、
“灯油漏れ → 火災” の原因になります。
■ ⑤ 灯油を長持ちさせる保管方法(次シーズン対策)
● ① 暗くて涼しい場所で保管
変質を防ぐ。
● ② できるだけ満タンで置かない
空気が多いほど劣化が早い。
● ③ 夏を越さない
どんなに管理しても、夏を越した灯油は使わない。
■ まとめ|古い灯油は“家で捨てられない”。必ず専門機関へ預ける
古い灯油は、
・火災
・爆発
・機器故障
の原因になります。
覚えておくべき3つ:
・古い灯油は使わない
・家では絶対に流さない/捨てない
・処分はガソリンスタンド or 自治体 or 燃料店
正しい処分だけでなく、
“来シーズンに残さない管理” が一番の防災対策です。

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