【防災士が解説】地域の防災訓練は参加しないと危険|桜の季節に歩いて確認する方が助かる

桜の季節は、地域を歩くのが気持ちいい時期です。
この時期は、ただ花を楽しむだけでなく、地域の防災訓練や避難場所確認を考えるのにかなり向いています。

結論から言うと、地域の防災訓練は「知っているだけ」で参加しないと危険で、桜の季節に実際に歩いて確認する方が助かるです。
理由は、防災は知識より「その場所で動けるか」の差が大きいからです。

■① 危ないのは「避難所の場所は知っているから大丈夫」と考えることです

地域の防災訓練を軽く見る人ほど、こう考えやすいです。

  • 避難所の名前は知っている
  • 学校や公民館の場所も分かる
  • だから本番でも行ける

でも実際には、

  • 夜は見え方が違う
  • 雨だと通りにくい
  • 人が多いと進みにくい
  • 子どもや高齢者がいると遅くなる

ということが起きます。

つまり、防災訓練で危ないのは「知っているつもり」で止まることです。

■② 助かる判断基準は「家族で説明できるか」です

地域の防災訓練で一番使いやすい判断基準はこれです。

避難先・危険箇所・集合場所を家族で説明できるか。

ここが曖昧なら、まだ弱いです。

  • どこへ行くか言えない
  • 途中で危ない場所が分からない
  • 子どもに説明できない
  • 高齢者に合わせた道を考えていない

防災訓練は参加した回数より、家族で言葉にできるかの方が助かります。

■③ 一番失敗しにくいのは「桜を見ながら3つ確認すること」です

元消防職員として言うと、地域の防災訓練は難しく考えなくて大丈夫です。
桜の季節なら、散歩の中でこの3つを見るだけでも意味があります。

  • 危ない場所
  • 逃げる場所
  • 集まる場所

これだけで、防災訓練はかなり実践的になります。
春は外へ出やすいので、「訓練」というより防災ウォーキングとして入る方が続きやすいです。

■④ 危ないのは「大きな訓練だけが防災訓練」と考えることです

地域の防災訓練というと、

  • 集合する
  • 点呼する
  • 消火器を触る
  • 避難所へ移動する

という大きな行事を思い浮かべやすいです。

もちろん大事ですが、それだけでは足りません。

  • 家族で歩く
  • 避難路を見る
  • 川や坂を確認する
  • 夜だとどうなるか考える

こうした小さな確認も、防災訓練としてかなり効きます。

■⑤ 桜の季節は「参加型の確認」に向いています

春は、

  • 寒すぎない
  • 外を歩きやすい
  • 子どもも一緒に出やすい
  • 地域を見直すきっかけになる

という意味で、防災訓練に向いています。

内閣府も、参加型・体験型の実践的な防災活動が、住民の適切な避難行動の促進につながるとしています。
つまり桜の季節は、座学より歩いて確認する訓練に向いています。

■⑥ 被災地でも多かったのは「知っているつもり」の危険でした

被災地派遣やLOの経験でも多かったのは、

  • 道は知っているつもり
  • 避難所も知っているつもり
  • でも家族全員では動けない
  • 夜や雨では迷う

というケースでした。

つまり、防災訓練で大事なのは、新しい知識を増やすことより知っているつもりを減らすことです。

■⑦ 助かるのは「地域訓練を家族の訓練に変えること」です

地域の防災訓練は、参加するだけで終わるともったいないです。
強いのは、

  • 家に帰って集合場所を決める
  • 子どもに説明する
  • 高齢者が通れるか確認する
  • 家族の避難ルートを1本決める

という流れです。

地域の防災訓練を、家族の判断基準へ落とす方が助かります。

■⑧ 今日やるなら「桜のついでに1確認」が正解です

今日すぐやるなら、ここだけで十分です。

  • この場所で地震や大雨が来たら、どこへ行くか

これを家族で1つ話す。
大事なのは、立派な訓練より春の散歩の中で1つ確認することです。

■まとめ

地域の防災訓練は、知っているだけで参加しないと危険です。
特に桜の季節は、歩きながら地域の危険箇所、避難先、集合場所を確認しやすい時期です。

判断基準は、「訓練を知っているか」ではなく「家族で避難先と危険を説明できるか」です。
桜の季節は、花を見るだけで終わるより、防災訓練を生活の中へ入れる方が助かります。

消防庁|令和6年版 消防白書 住民等の自主防災活動

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