【防災士が解説】花見の花粉症対策は防災にもなる|マスク・目薬を避難グッズ兼用で活用する方法

花見の時期は、外に長くいるだけで花粉を浴びやすく、くしゃみ・鼻水・目のかゆみで体力が削られます。さらに症状が強いと、集中力が落ちて転倒や迷子、撤収遅れにつながることもあります。一方で、花粉症対策に使う「マスク」「目のケア」「衛生用品」は、そのまま避難生活でも役に立つ“兼用防災”になります。ここでは、花見で実践しながら備えにもなる、現実的なやり方をまとめます。


■① 花見で花粉症が“防災課題”になる理由

花粉症は不快なだけでなく、行動判断を鈍らせます。
・鼻づまりで呼吸が浅くなる
・目のかゆみで視界が乱れる
・くしゃみで足元や周囲への注意が切れる
・疲労が溜まり撤収判断が遅れる
花見は混雑・段差・暗がりがあるため、体調の小さな乱れが事故につながります。


■② マスクは「花粉対策」+「煙・粉じん対策」の兼用装備

顔にフィットするマスクは、花粉を減らす基本です。加えて、防災面では次にも効きます。
・片付け時の砂ぼこり
・乾燥した強風の日の粉じん
・避難所の清掃や雑踏のほこり
花見では、マスクを“つけっぱなし”にするより、混雑や風の強いタイミングで確実に使う方が続きます。


■③ 目のかゆみ対策は「目薬+洗眼」より「触らない設計」

目のトラブルは、かくことで悪化しがちです。
・目薬(自分に合うものを事前に準備)
・清潔なティッシュ/ガーゼ
・手指消毒(触る前提を減らす)
花見の屋外は手が汚れやすいので、目を触らない仕組みを作ると症状が軽くなりやすいです。


■④ 避難グッズに“花粉症セット”を組み込むと無駄がない

花粉症対策は、避難グッズにそのまま組み込めます。
・マスク(予備を含めて数枚)
・目薬(1本)
・小さめのウェットティッシュ
・鼻をかむ用のポケットティッシュ
・アレルギー薬(必要な人のみ、普段から使っているもの)
花見で使い切ったら補充するだけで、ローリングストックになります。


■⑤ 花粉を“持ち込まない”動き方が、避難所衛生にも直結する

花粉は衣類や髪に付着します。対策の基本は「つけない・持ち込まない」です。
・外では上着の表面をはたく(風下で)
・帰宅後は手洗い、洗顔
・可能なら早めに着替える
この習慣は、避難所生活でも「汚れを持ち込まない」「体調を崩しにくくする」行動につながります。


■⑥ 防災士から見た“実際に多かった失敗”

花粉症で多い失敗は、「そのうち治まる」で放置してしまうことです。
・薬や目薬を忘れて我慢する
・鼻づまりで睡眠が浅くなり、翌日に疲労が残る
・集中力が落ちて段差でつまずく
花見はイベントなので、体調不良のまま無理をしがちです。早めにケアする方が、結果的に最後まで楽しめます。


■⑦ 被災地経験からの実感「呼吸と目がつらいと、心も折れやすい」

被災地派遣では、ほこり・乾燥・清掃作業・人の密集が重なり、咳や目の不快感で体力を削られる人を多く見ました。避難生活は、症状が軽くても積み重なって睡眠不足になり、判断が鈍ります。花見で花粉症ケアを“当たり前の習慣”にしておくと、災害時にも自分のコンディションを守りやすくなります。


■⑧ 被災地派遣・LOとして感じた「体調の良い人が、周囲を支えられる」

LOとして避難所運営や住民対応に関わる中で、体調が崩れると情報収集・移動・意思決定が一気に難しくなる場面を見ました。逆に、呼吸と目が守れている人は、周囲への声かけや片付けも淡々とでき、場が落ち着きます。花見でも同じで、自分の花粉症を整えることは、家族や仲間の安心にもつながります。


■まとめ|花粉症対策は“兼用防災”になる。花見で使って、避難でも役立てる

花見の花粉症は、集中力低下や転倒リスクにつながるため、早めの対策が大切です。マスクや目薬、衛生用品は避難生活でもそのまま役に立つ兼用装備です。花見で使い、減ったら補充するだけで、無理なくローリングストックが回ります。

結論:
花粉症対策は「マスク+目のケア+衛生用品」を“避難グッズ兼用”にして、花見で回すのが最強です。
防災士として、災害時に一番効くのは特別な道具より「普段から使って慣れている備え」だと感じます。花見の花粉症ケアを、備えの習慣に変えておくと、いざという時に迷いが減ります。

出典:https://www.env.go.jp/content/000194676.pdf

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