【防災士が解説】防災×トイレ|目黒区が導入した「災害用トイレトラック」の全貌


■① 目黒区が導入したトイレトラックとは

目黒区では災害時のトイレ問題に対応するため、移動式の水洗トイレを搭載した「トイレトラック」を導入しました。
2025年12月16日には目黒区総合庁舎で「災害時トイレトラック協定締結式・お披露目式」が行われています。

  • 洋式トイレ4室+多機能トイレ1室(おむつ交換台・キッズチェア・オストメイト完備)
  • 給水・汚水タンクを搭載、満水時で950〜1300回使用可能
  • 太陽光パネル搭載で停電時も利用可
  • 区民からの寄付を契機に導入

■② 災害時のトイレの重要性

地震や豪雨など自然災害時、避難生活での衛生環境の確保は命に直結します。

  • 熊本地震の調査では、約4割が発災後3時間以内にトイレに行きたくなる
  • 水道停止時、3時間では復旧できない場合も
  • 1人1日5〜7回を目安に、最低3〜7日分の非常用トイレ備蓄が必要

災害関連死の原因には、避難生活の過労・ストレス、持病悪化、栄養不足、医療機関停止なども含まれます。
トイレ不足は感染症や健康被害のリスクを高めるため、災害用トイレの整備はライフラインの確保と同義です。


■③ トイレトラックの特徴

  • 断水・停電下でも使用可能
  • 洋式トイレ4室+多機能トイレ1室
  • 多機能トイレにはおむつ交換台、キッズチェア、オストメイト完備
  • 発電用太陽光パネル搭載で電源確保
  • 950〜1300回の利用が可能

■④ 災害派遣トイレネットワークプロジェクト

  • 助けあいジャパンが推進する全国的な取り組み
  • 災害時に自治体間でトイレトラックを相互派遣
  • 2026年3月末には57自治体が参加予定
  • 給水・点検・修繕など、支援パッケージを構築

災害関連死の防止や避難生活の質向上に直結するプロジェクトです。


■⑤ 目黒区ならではのデザイン

  • 側面:昼夜の目黒川沿いの満開の桜
  • 後部:夜の目黒天空庭園
  • デザインは区民への提案から採用
  • 被災者の心の癒しや安心感を意識

■⑥ 今後の活用

  • 大規模災害発生時には被災者を支えるライフラインとして活躍
  • 平時は地域のお祭りや防災訓練でも活用
  • 共助の精神を象徴する車両として、地域に安心と希望を届ける存在

目黒区のトイレトラックは、災害時のライフライン確保と心理的安心の両立を実現する新しい取り組みです。

備蓄や防災グッズの選び方は、家族構成や住環境によって異なります。必要な防災グッズを種類別に確認したい場合は、必要な防災グッズを一覧で確認することができます。

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