【防災士が解説】防災×連続地震|島根・鳥取で震度5強相次ぐ 今後1週間に備える行動指針

2026年1月、島根県・鳥取県で震度5強を観測する地震が相次ぎ、気象庁は「今後1週間程度は、さらに強い揺れに注意が必要」と呼びかけています。
被害が小さく見えても、建物内部の損傷や水道・生活インフラへの影響は、時間差で表面化することがあります。

本記事では、現地の状況と専門家の見解を踏まえ、「いま何に備えるべきか」を防災の視点で整理します。


■① 今回の地震の特徴|突き上げる揺れと余震

今回の地震では、
・緊急地震速報より先に強い揺れを感じた
・ズドンと突き上げるような初期動
・その後も余震が継続
という特徴が見られました。

これは、震源が比較的近い内陸地震でよく見られるパターンで、
「一度で終わらない」可能性を前提にした行動が重要になります。


■② 見えにくい被害が広がる理由

外から見ると被害が少なく見えても、
・室内の壁の亀裂
・基礎や柱へのダメージ
・水源地の濁り
など、生活に直結する被害が確認されています。

特に壁の亀裂は、
・余震で拡大する
・耐震性が低下する
可能性があり、注意が必要です。


■③ 断水・寒さへの備えが急務

一部地域では水源の濁りが発生し、
今後、断水に至る可能性も指摘されています。

さらに、
・最低気温が0℃近くまで下がる予想
・停電や断水が重なると低体温リスクが上昇
という厳しい条件が重なります。

「被害が出てから考える」では遅く、
今夜をどう乗り切るかという視点が必要です。


■④ 長周期地震動にも注意

今回の地震では、
・震源から離れた地域でも
・長くゆっくり揺れる
「長周期地震動」が観測されました。

特に、
・高層階
・背の高い建物
では、立っていられないほどの揺れになることがあります。

都市部に住む人も「自分は遠いから安全」とは言い切れません。


■⑤ 南海トラフ地震との関係は?

専門家の見解では、
・今回の地震が直接、南海トラフ地震を引き起こす可能性は低い
・ただし、過去には南海トラフ地震の前に西日本内陸部で地震活動が活発化した例がある
とされています。

つまり、
過剰に恐れる必要はないが、備えを強化するタイミング
と捉えるのが現実的です。


■⑥ 今すぐ確認すべき家庭内対策

このタイミングで必ず確認してほしいのは、
・家具の固定(特に寝室)
・水・食料の備蓄状況
・非常用持ち出し袋の中身
・枕元の靴やライト
・避難場所と経路
です。

「揺れたあと」にやるのではなく、
次に揺れる前に整えることが命を守ります。


■⑦ 備蓄は“更新”が大切

長期保存食や水も、
・必ず賞味期限がある
・古いものは味や安全性が落ちる
という点を忘れてはいけません。

・期限前に食べて入れ替える
・水は飲んで補充する
この「ローリングストック」が、現実的で続けやすい防災です。


■⑧ まとめ|「1週間」が分かれ道になる

✔ 地震は一度で終わらない
✔ 被害は時間差で現れる
✔ 寒さ・断水・余震が重なる可能性
✔ 南海トラフとの直接関係は薄くても備えは必要
✔ 今日の行動が1週間後の安心を作る

今は「警戒しすぎ」くらいでちょうどいい局面です。
被害が小さい今だからこそ、落ち着いて備え直すことができます。

防災は、揺れた瞬間ではなく、揺れたあとの行動で差がつく
この1週間を、命を守る準備期間にしてください。

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