自転車は「軽車両」です。つまり、道路交通法の対象です。
最近は自転車の交通違反に対しても、青切符(交通反則通告制度)が適用されるケースが増えています。
「知らなかった」では済まされません。ここでは、反則金の例とともに、安全に直結するポイントを整理します。
■① 基本の考え方|悪質・危険な違反は取締り対象
自転車の違反を認知した場合、原則は「指導警告」ですが、
事故原因となる・歩行者や車に危険を及ぼすなどの悪質・危険な違反は取締りの対象になります。
青切符制度の考え方は、自動車と同様です。
■② 青切符とは?(交通反則通告制度)
青切符は、16歳以上の運転者が対象です。
違反が確認されると、反則金の納付が通告されます。
期限内に納付すれば刑事手続きには移行しません。
しかし、
納付しない場合は刑事手続きに進む可能性があります。
■③ 主な反則行為と反則金の例
画像にある主な反則金の目安は次の通りです。
● 12,000円
・携帯電話使用等(保持)
● 7,000円
・遮断踏切立入り
● 6,000円
・信号無視
・安全運転義務違反
・通行区分違反(逆走、歩道通行等)
・横断歩行者等妨害等
● 5,000円
・指定場所一時不停止
・無灯火
・自転車制動装置不良
● 3,000円
・並進禁止違反
・軽車両乗車積載制限違反(二人乗り等)
金額の問題よりも、事故リスクの高さが本質です。
■④ 一番危険なのは「スマホ保持」
携帯電話保持運転は12,000円。
しかし問題は金額ではなく、「前を見ていない時間」が生まれることです。
現場で多いのは、
・歩行者との接触
・車道へのふらつき
・交差点での見落とし
自転車は軽い分、衝突エネルギーが集中します。
■⑤ 信号無視と逆走は“事故の型”
信号無視や逆走は6,000円ですが、
実際は重大事故につながる典型パターンです。
逆走は、
・車からの発見が遅れる
・交差点で視線が合わない
・歩行者と正面衝突しやすい
訓練でもよく話しますが、事故は「いつもと違う動き」が引き金になります。
■⑥ 無灯火は“自分が見えるか”の問題
無灯火は5,000円。
しかし夜間事故の大半は「見えていない」「見られていない」が原因です。
ライトは“自分が見るため”より“相手に見せるため”の装備です。
■⑦ 被災地で感じた交通リスク
被災地派遣時、停電や信号停止下での自転車事故は実際に発生します。
道路状況が変わると、人は判断を誤ります。
特に、
・信号停止
・夜間暗闇
・渋滞回避での逆走
平時の違反習慣が、そのまま事故につながります。
■⑧ 今日できる最小行動
難しいことは不要です。
・スマホは停車してから
・信号は必ず守る
・逆走しない
・夜間はライト点灯
・ブレーキ点検
自転車は「軽い」けれど、責任は軽くありません。
■まとめ|自転車も車と同じ“交通の一員”
青切符制度は、自転車も交通社会の一員であることを明確にしています。
反則金は抑止のための仕組みであり、本質は事故を減らすことです。
結論:
自転車は便利な移動手段ですが、ルールを守ることで初めて安全な乗り物になります。
元消防職員として多くの交通事故を見てきましたが、
「たった数秒の油断」が一生を変えることがあります。
日常の小さな意識が、命を守ります。
出典:警察庁・都道府県警察「自転車の交通ルールと青切符制度」
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/portal/index.html

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