東京で大地震が起きれば、
エレベーター停止 × 鉄道停止 × 帰宅困難
が同時に発生する。
特に高層ビルが密集する都心部では、
エレベーター停止が長引くことで、避難と帰宅がさらに難しくなる。
ここでは、エレベーターが止まった直後から
“安全に帰宅するための行動ポイント”をまとめる。
■① 最初にやるべきは「無理に帰らない判断」
東京都は何度も警告している。
『大地震直後、無理な帰宅は絶対にしない』
その理由は、
● 道路が大混雑し危険
● 落下物・ガラス片が多い
● 鉄道は半日〜丸1日止まる場合も
● 帰宅中に余震で巻き込まれる可能性
まずは勤務先ビルの安全ゾーンに留まり、
“しばらく動かない”判断が重要。
■② 会社の非常用備蓄をフル活用する
都心の大企業では、
従業員の 3日分の食料・水 を備蓄しているところも多い。
● 水・食料
● 携帯トイレ
● ブランケット
● 帽子・簡易防寒
“会社に留まる前提”で準備されているため、
焦らずに利用する。
■③ エレベーターが止まった階からの安全移動
停電・閉じ込め・長周期地震動の危険があるため、
エレベーターはすぐ復旧しない。
● 階段でゆっくり下りる
● 足元をライトで照らす
● 人が密集したら立ち止まる
● 高層階の人は無理に降りない
“今は動くべきか、待つべきか”を冷静に判断することが命を守る。
■④ 外に出る時は「ビルの縁2mルール」を守る
東京のビル群では、
ガラスの落下が最も危険。
● ビル沿いを歩かない
● アーケード・屋根の下も危険
● 信号機・看板・街灯も揺れると落下しやすい
建物から 2m以上離れた場所 を歩くことで、
落下物のリスクを大幅に減らせる。
■⑤ 帰宅ルートは“川沿い・高速道路下”を避ける
東京の道路で危険なのは次の2つ。
● 川沿い → 液状化・護岸崩落の危険
● 高速道路の真下 → 落下物・車両火災の可能性
帰宅困難者は 公園・広場・大通り を選ぶのが安全。
■⑥ 鉄道復旧は「6〜18時間」を覚悟
首都直下地震想定では、
● 地下鉄の点検に6時間〜
● JRは線路・架線・施設点検で半日以上かかる
● エレベーター復旧も最短で数時間〜最大数日
電車がすぐ動くことはほぼない。
“会社に留まる判断”が合理的。
■⑦ スマホ節電モードに切り替え、通信を確保
災害時の東京は、通信が一気に混雑する。
● 低電力モード
● 機内モードON→必要時だけOFF
● 位置情報は必要最小限
● 通信障害時はLINEよりSMSが強い
“バッテリーを長く持たせること”が命につながる。
■⑧ 家族とは“先に決めたルール”で連絡する
東京で大地震が起きるのは、
家族が別々の場所にいる「昼間」が最も多い。
家族ルールとして、
● 連絡がつかなくても集合場所に向かわない
● まずは“無事”だけを短文で伝える
● 帰宅困難になったら会社に留まると宣言
● 子どもは学校待機が基本
“勝手に動かない”ルールが、家族の命を守る。
■⑨ 自分の帰宅判断は「明るい時間帯」に限定する
暗くなると、東京の街は危険が急増する。
● ガラス片が見えない
● 信号が消える
● 歩行者が道路に溢れる
● 不審者・トラブルのリスクも上昇
帰宅するとしても、
明るい時間だけ に限定する。
■まとめ|東京の防災は“帰らない勇気”が命を救う
東京で大地震が起きたら、
● エレベーターは止まる
● 鉄道も止まる
● 道路は大混乱
そのうえで生き残るポイントは3つ。
● 無理に帰らない
● ビル内・職場で安全を確保
● 帰宅は明るい時間に、広い道を選ぶ
“帰宅困難を前提に生きる”
これが、東京で働く人の最強の防災になる。

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