【元消防職員・防災士が解説】防災×現場と本部の関係|「分断された指揮系統」は被害を拡大させる

災害対応で必ず問題になるのが、
現場と本部の関係性です。

・現場は分かっていない
・本部は現実を知らない

この分断が起きた瞬間、
防災組織の判断力は急激に低下します。


■① 防災における「現場」と「本部」の役割

防災組織では、
現場と本部は役割が違います。

・現場:状況把握と即応
・本部:全体最適と資源配分

どちらが上でも下でもありません。
役割が違うだけです。


■② なぜ現場と本部は対立しやすいのか

分断が起きる理由は明確です。

・情報量に差がある
・時間感覚が違う
・評価基準が異なる

この違いを理解せずにいると、
不信感だけが積み重なります。


■③ 分断が進んでいる組織の兆候

次の兆候が見られたら要注意です。

・現場が報告を諦める
・本部が指示を細かく出しすぎる
・「どうせ分かってもらえない」が口癖になる

これは、
指揮系統が機能不全に陥っているサインです。


■④ 不祥事対応に見る現場と本部の断絶

不祥事対応では、
現場と本部の関係が露呈します。

・現場の事情が反映されない
・本部判断が一方的
・説明が噛み合わない

この状態では、
組織としての一貫性は保てません。


■⑤ 防災組織に必要な「健全な緊張関係」

強い防災組織では、

・現場が事実を率直に伝える
・本部が判断理由を説明する
・互いの役割を尊重する

これは対立ではなく、
健全な緊張関係です。


■⑥ 防災の視点で見る「つながった組織」

災害に強い組織では、

・情報が双方向に流れる
・指示が現実的
・現場が納得して動く

これは、
平時から関係性を築いてきた結果です。


■⑦ まとめ|防災とは「現場と本部をつなぐ力」

防災とは、
どちらかを優先することではありません。

・現場を信じ
・本部が支え
・判断を共有する

この連携があって初めて、
被害は最小限に抑えられます。

現場と本部を分断しないこと。
それが、
災害に強い防災組織の条件なのです。

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