災害時の備蓄というと水や食料が注目されがちですが、実際の避難生活で深刻な問題になりやすいのが「介護用おむつ・子ども用オムツ」です。これらは代替がきかず、切れた瞬間に生活の質が大きく下がります。
■① 災害時でも排泄は待ってくれない
地震や豪雨が起きても、
・乳幼児の排泄
・高齢者の排泄
・介助が必要な家族の排泄
は日常と同じように続きます。むしろ環境が悪化することで、回数が増えることもあります。
■② 避難所では十分に配布されない現実
現場では、
・サイズが合わない
・必要数が圧倒的に足りない
・配布まで時間がかかる
という状況が多く見られました。特に介護用は後回しになりやすいのが実情です。
■③ オムツ不足は尊厳と健康を奪う
オムツが足りないと、
・交換回数を減らしてしまう
・肌トラブルや感染症リスクが高まる
・本人・介助者ともに強いストレスを抱える
といった問題が一気に表面化します。
■④ 年齢・体格・用途別に備える
備蓄では、
・新生児用/乳児用/幼児用
・パンツタイプ/テープタイプ
・介護用(軽度・中度・重度)
など、普段使っている種類を基準に準備することが重要です。
■⑤ 想定日数は「最低でも1週間以上」
実体験から見ても、
・物流が回復するまで数日〜1週間
・必要な物資が届くまでさらに時間
がかかるケースが少なくありません。最低7日分、可能なら10日分を目安に備えましょう。
■⑥ オムツだけでなく周辺用品もセットで
忘れがちなのが、
・おしりふき
・防臭袋
・使い捨て手袋
・清拭シート
です。これらが揃って初めて「交換できる環境」が整います。
■⑦ 家族構成が変われば備蓄も変わる
子どもの成長や介護度の変化で、
・サイズアウト
・必要枚数の増減
が起きます。定期的な見直しが欠かせません。
■⑧ 排泄ケアは防災の最重要ポイントの一つ
現場で強く感じたのは、排泄が安定しないと、
・睡眠が取れない
・食事も進まない
・心身の状態が一気に悪化する
という現実です。オムツ備蓄は命と尊厳を守る備えでもあります。
■まとめ|オムツ備蓄は「最優先項目」
結論:
介護用おむつ・子ども用オムツは、災害時に絶対に切らしてはいけない最重要備蓄品です。
防災士として多くの現場を見てきましたが、「備えていて本当に助かった」と実感されることが多いのがオムツ関連です。
水や食料と同じ優先度で、確実に準備しておきましょう。

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